2009/12/31

一年経つには一年かかる

満ち足りた気分になるたんびに、「ずっと今だったらいいのに」とわりとしょっちゅう思うのですが、私が私な限り、ずっと「今」なんだなということに気づいて、うれしくなった。


いつもこんなあんまし色も形もないブログを見てくださっている方々、ほんとうにありがとう。
今年一年大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。
よいお年を!ををを

2009/12/27

E/Z/M/D

かっこいい大人は過去にもいまにもたくさんいるけれど、
その中から生き方を選んで生きる必要はないんだと思った。
私が最初のカッコいいのかたちでいいのね。




今年はとってもマルセル・デュシャンなクリスマスでした。





くるりとユーミンの組み合わせに可能性を感じてならない

2009/12/23

やさしい予感

おばあちゃんから昔もらったお気に入りのカーディガンのボタンをつけかえてみた。
中目黒にあるボタン屋さん、&STRIPEは店じたいが宝箱。1月に吉祥寺にも2号店が出るらしいよ。

貝と花と鳥のボタン。
けど大好きなものを組み合わせたら超いいものになるってわけじゃないんだなと思った。かわいいけど。ファッションデザイナーってすごいのかも。


明日はクリスマスイブなので、ブローティガン詩集「突然訪れた天使の日」から私がいちばん好きな詩を勝手にお届け!




だんだんときみをその気にさせよう

だんだんときみをその気にさせよう。
夢のなかでピクニックを
しているような気持ちに、ね。
蟻なんていないよ。
   雨なんて降らないよ。






みんなが年末もやさしい日々をすごされますように。

2009/12/22

恋のち愛


メッセージ・ソング
冬、いいなぁ。
関係ないけど、音楽が流れてると、部屋が少し暖かくなる気がする。なんでだろう?



こないだmixiで「国立国会図書館 パンク寸前に」というニュースがあった。
毎日毎日全国から本が送られてきて、それをずーっと仕分けるらしい。
バイトしたいな…
いつか司書になりたい。司書ってシスターみたいだなと思う。
静かなところで、大きなものに守られて、それのために静かに働くところとか。
何かを求めてやってくる人たちに、何かを与える媒介になるところとか。


((いきなり句を思いついた)

祈るようにスタンプを押す「返却の期限は12月25日です」)



わたしにはいつかなりたいもの、若しくは生まれ変わったらなりたいものが多い。

いつかなりたいもの(希望)
司書

生まれ変わったらなりたいもの(夢)
シルクドソレイユの団員
踊る人

今生でなりたいもの(目標)
本屋
(物書き)
母親


そんなになかったわ。




ーーーーーーーーーー
ところで、おかげさまで、就職活動に一区切りつきました。
助けてくれた人、応援してくれた人まじでまじでありがとう。
司書でも本屋でもなくまずデザイナーになります。がんばります。

2009/12/21

ポエトゥワ

天窓は
天窓からは星が見えて
けど星から見たら天窓から漏れる明かりは
きっと星のようで
まるで両想いだね



こないだ最高の傘を買った。ずっと素敵な傘が欲しいなと思ってたんだけど、ついに出会った。
手術台の上ではなく表参道で。
早く使いたくて、けどこの一週間ずっと雨の予報が無いので待ち遠しくって、読んでいたブローティガンの詩の中の雨という字をじっと見つめてしまった。

雨という字の下に傘をさしかけて、 を が濡れるのを守ってやりたい
(偶然句になってたシリーズ)





雨雨雨雨雨雨雨雨 
や蛙に  
ど う     、
り た
  え     、
  ば    、、


                   ふってるふってる。

2009/12/19

未練とといてごはんととく

毎日なんとなくみてるiチャンネルの占い、きょうの双子座の金運のアドバイスが
「もう使わないと思ったら潔く処分しましょう。未練とごはんは残さずに」
だった。
いい言葉だ。未練とごはんは残さずに。けどすこし悲しい。




こないだはゆらゆら帝国とYo La Tengoのライブにいってきました。

ゆら帝は、
音楽っていいな、かたちがなくって、かたちがないのに熱くって。
と思いながら聴いていた。

Mice Paradeが私の天国の音楽なら、Yo La Tengoはわたしの夢の家の前庭の音楽ってかんじがした。理由は忘れた。
2曲しか知らないバンドのライブであんなに楽しかったのは初めてです。
聴いてる間、ずっと旅のようだった。音楽の奥にしみついた、彼らが持ってきてくれた外国の生活やそこに流れる風のにおいまで感じられた。




森美術館の「医学と芸術」、じっくり見たせいかかなりよかったんだけど、
マイミクのひとがおすすめしていた展示はもっとさらにディープだった…
命の認識
東大の博物館でやってるらしい。序文が「苦悩の部屋へようこそ」…。
くわしくはリンク先で。
こんなの見たら森美術館なんてだんぜんミーハーに思えちゃいそうだね。
ミーハー側にいたい気もするが。
ターゲットも目的も違いそうだからあれだけど、探求には終わりがないね…

あんまり大きなことは言いたくないけれど

今日恋人がはまってるとゆうのでネイティブダンサーを聴いて、
そのPVが児玉裕一の作品だったんだけど、
そこでああ、やっぱりね、いいもんね、これ。となった。
そしてさかのぼること一昨日、神保町の古本屋でいい写真集をみつけて、紙の選び方がとても素敵だったので「この装丁やったやつぜったいただもんじゃねえな」と思って奥付見たら中島英樹の装丁だった。
あとは書店でふと惹かれる強い装丁は大抵、菊池信義か鈴木成一の作品だったり。

そういうクリエイターのありかたっていいな、と思う。
明確なビジュアルでの個性とかで大声あげて存在を示すんじゃなくて、世に出すものの質を淡々と保つことでだまって静かに佇んでるかんじ。静かな巨人のように。
わたしのなかで「仕事」ってそういうものだわ。



卒制で大事なのは、何を作るかじゃなくって、どれくらいの質のものを作れるかっていう証明なんだと思ったのを今思い出した。




(書いてる途中でふざけた電話が入って書くことを忘れた)




最近いろんな展示を見て、いつか大きいものが作りたいと思った。
抱きしめられないくらい大きなもの。
パソコンとかの媒介も使わないで、私と材料だけで恋するみたくつくりたい。
けど大きなことはあまり言いたくない。
けど言い出すと止まらない。

2009/12/06

夜に負けんな

みんな暖かくしてますか?!
「あたたまる」っていいよね。それだけでなんだかオッケーなかんじがするよね。
いま寒い人は、まずくつしたを履いてください。
いまがんばっているひとは、とりあえずあたたかくしてから、がんばってください。

外はスンゲー寒いらしい。いま弟が帰ってきたよ







ハナミズと連動してお送りする斉☆藤☆和☆義布教動画
格好良すぎて見落としがちだけど、歌詞めちゃくちゃいいから…
どの曲もAメロの歌詞がいい

2009/12/03









































































やみは光の母

2009/12/02

点滅するテキストエディット


















この光の美しさは、人の祈りの美しさなんだと思った。 シュテファン寺院























キューピーマヨネーズ… ウィーンの森の修道院

2009/11/17

夜の海

i Tuneが入っている古いWindowsがほぼ壊れていて、
起動するとものすごい音をたてたりするのでめったに開かず、
だから家にいる時に音楽があまり聴けなくて、
だから最近はノートに入ってるここ半年くらいの間に買ったり借りたりした
音楽をたまにかけるくらいだったんだけど、
今日どうしてもセロニアス・モンクが聴きたくなって久々に起動してみた。
そして雨の中ボサノバとか聴きつつ音楽はいいなぁとしみじみした。

しばらく離れていて、伸ばしたゴムが手を離したら戻るみたいに
唐突に聴きたい!と思った時の衝動的な感じといい、
久々に聴いた時の体にしみ込む感じといい、
音楽を聴くよろこびは食べるとか寝るとかの快楽の質とかなり似てるなと思った。

そして今、そうだ、久しぶりにMice Paradeを聴こう!
と思いついた時のわくわくした気持ち、
そして大好きなNights Waveが流れ出した時の気持ちは最高だった。
涙と笑顔が浮かぶ。


マイスの音楽は私にとっての天国の音楽だなぁと思う。
今年の誕生日プレゼントに恋人がマイスのライブに連れて行ってくれた時に、
初めて生で彼らの音楽に触れて、日本の365日の四季の中から最も美しい4日を選んで冠にして彼らにあげたいとおもったことを思い出した。

2009/11/14

tiger magic bottle

NO MUSIC, NO WHISKY. の広告、いいな…と思ってたら、
斉藤和義の台詞が「甘えたくなる年上の女の人のような」だった。
いますぐ和義より年上の女になりたいと思った。



今週金曜からウィーンに行ってくる。けどすぐ帰ってくる。
スーツケースにありったけのあったかい服をつめました。





殴られても平気なようになろうとするんじゃなくて、
殴られないためにはどうすればいいのかな、
っていう努力をするべきなんだな、と思いました。






タイガー 魔法 壜 わたしの好きなものばかり

2009/11/09

朝/風のとおり道

・野田凪にすごくやさしくされる夢をみた。
机を借りたら席が隣だった。その建物の外に出るとものすごく広い畑で、めちゃくちゃ晴れてて、サンシャイン牧場が反映されるリアル版の畑らしかった。何故か本が実ってた。から収穫した

・子鹿みたいなブーツがほしい



最近ほぼ毎日のように就活の夢見る。
明るい未来に就職希望だわ !!!!

日記滞ってたけど、風通しよくするためには書いてたほうがいいかもね〜

2009/10/26

お砂糖たくさん

隣の家の門が壊れているらしく、風が吹く度に門がきしむんだけど、
その時の音が「クゥ」ってかんじの海鳥の鳴き声にそっくりで、
風が吹くたんびに港町にいるような気分になれる。雨の日。

過去に書いた自分の文章に励まされるこのごろ…。すげーいいこと言ってて嫉妬するくらいです。過去のわたしに。ばかみたいだけど
いつか誰かに届くといいなと思って毎回心を込めて書いてきたものだけど、
まさか自分が励まされるとは。その可能性は考えてませんでした。



本当に新しいことや、自分が変わることを体験した時って、
何かを得たというよりも失ったような気分になるんだということを最近知った。
手元にいろんなものがいっぱい来る感覚じゃなくて、むしろ手に持ってたものが消えて手ぶらになって、ちょっと無防備で心細いような感じ。けど身軽だね。どこにでも行けるね。




どんな状態のものも、何かがあるとも言えるしないとも言えるということにも最近気づいた。

おばあさんは「円熟した深みがある」状態だとも言えるし、
「若さが無い」状態だとも言える。
一方若い女の子は、その逆。ってかんじで

わたしはどんなものにでも必ずなにかが、
しかも素敵なものが「ある」んだという視点の側でいて、
そこから発信してゆこうと思いました。
そのほうが世界が嬉しいことだらけだもんね。
まあできてないんだけどね。むずかしいんだけどね。




世の中に好きな人が増えるというのは嬉しいことだ。
けど本を読むのも何かを見るのもどこかに行くのも、
わたしたちは好きなものを増やしたくて、してるんじゃないのかな。



みんなみたいにうまくはいかないけど、結果でるのに時間かかっても、デザイン続けようと思った。
デザインをまた好きにならせてくれた佐藤卓さんはじめ、
真剣なまなざしをくれたいい大人のみなさんに感謝です。
昨日会った10人のいい大人たちの話はまた今度。

「10にんのいい大人たち」ってまるで物語みたいだね。
「あるところに10にんのいい大人たちがいました」…

2009/10/14

天気雨の中をlightningを聞きながらゆく

Roisin Murphy!
今日知ってぞっこん。
いままで一日中youtube見て終わった〜とか○時間も動画見ちゃったよ〜と言う人たちの気持ちがぜんぜんわからないくらい動画って長い間見つづけらんない私なのですが、今日その気持ちを知った。彼女のPV全部見終わるまでパソコンの前から離れらんなかった。
曲は特にすきってわけじゃないんだけど、PVがまじでいい…!
すべてのPVで私の最も好きな、女の子の描き方をしてる…!
だからマイスペで聞くだけだとべつにフーンってかんじ。
むしろ彼女がボーカルのMolokoってバンドのほうが曲自体は好き。






Moloko-The Time Is Now
http://www.youtube.com/watch?v=kl8mpAvTm_Y

PVもかっこいいけど。
ビョークと同じプロデューサーらしい。



〜〜

前回の日記、案の定朝起きてみて「暗いwww」となった。
今読むとどういう意味かわかんないし。でも消さずに置こう。
こういう自分を傷つけるばっかりで明るいほうに向かない文章はほとんど残さないので、なんだか夜の魔力が恐ろしくなった。夜っていつもこんなふうになっちゃってるのかな?
太陽の力ってものすごく偉大なんですね。

2009/10/13

眠いから夢を見る

アイデアとかコンセプトとかある作品も、それを自分で考えるのも大好きだし、必要なものだと思うけど、なによりもまず美に忠実な友だちと一緒にデザインをしていると、もっとからだが喜ぶデザインというか、からだでデザインしないとなと思う。
なんで素晴らしいことをするための理由をまず考えなきゃいけないんだろう?
説明しないと納得してもらえないと思っている甘えからくる行動だったのかな。
本当に必要なものを見極めるために頭を使うのであって、そうじゃないところは自分以外の世界に向ける審美眼をきちんと自分にも向けるようにしないと、向上心のかけらもないよね。

頭ではずっと前から意識してて、動かなきゃ動かなきゃと思っていたけど、
その動きの内容すら、まず頭の中でガチガチ組み立ててたような気がする。

文章にすることが今更なくらいずっとずっと思い続けて、できなくて苦しみ続けたことだけど、もう一段階深く理解できた気がする。
でもまだ頭の理解だから、いっそ無心で動いたほうがまだましなのかしらね。



なんとなく思ったこと。書いてることが本当にそう思ってることかどうかの推敲はしてません。眠いから。試しにアップしてみよう。恥ずかしそう
日記って元気がないと書けないものなんだよなぁ。少なくとも自分がいいと思えるものは

2009/09/29

わき締めてあご引いてアッパーのかわりにキス

いまさらながら伊藤桂治がけっこうかなりすきだということに気づいた
こんなことしてるばやいじゃないんだけどね
しかしこないだ買ったマイクミルズとサイラス特集号といい、北欧特集の中のデンマークのクリスチャニアっていうコミューンの記事といい、同時にいきなり北園克衛の特集といい、伊藤桂治のグラフィックが表紙のビキニ特集といい、本当にrelaxはコンテンツが面白いいい雑誌。

自分にとってのかっこいいって本当はなんなんだろーな?と考えてるこのごろです。
考えるな!感じるな!ってね。すすめ楽しめ

2009/09/25

花より光

お化粧品のパッケージの話。

IPSAのパッケージのデザインの雰囲気がかなりすきだ。
AYURAみたいなエキゾチックな花の感じもスゴく惹かれるし、
もちろんPAUL&JOEのロマンチック至上主義は最高だ。
けどなんかあのIPSAのはつらつとしてむりしてないかんじの美しさにいちばん心の紐が解ける。
洗い立ての肌に朝日が当たってつやつや光ってるみたいなきれいさかな。
はつらつとして笑顔。清潔感。風がふくといい香りが立ち上ってくるような。

わたしは花より光を美しいと思うって感じなのかな。
たぶんそう。マタイイコトニキガツイチャッタワ。!


けどNARSのあのピンク色はセンスが良すぎてすばらしいね〜…
あのくすんだかんじに細いロゴが黒くすっと入ってるのは大好き。

CHANELとかはまた別の話です。
一時期エレガンスについて考えるのにはまっていたとき、いつもまっさきに引き合いに出して思い出すのはCHANELだった。次点でDior

2009/09/20

トリコロール

すごいことに気づいちゃった!
自分の弱さの正体を知った。
やっぱり、やっぱり「人生に無駄なことは何一つない」んだわ。
よりよくなろうとさえしていれば。
自分以外にも大切な人がいれば。

_

男はたいへん。けど女だって結構たいへんなんです。
お互い大事にしあって、寒い冬を、乗り切りましょうね。

(川上弘美/此所彼処「長野」より)

2009/09/16

次回はエレガンスの授業




エレガンスの実践者、s秋子ちゃんが教えてくれたBOSSのCM…。
どうしようもなくいい。ハープウーマンになりたい…
関連動画のアンコール編というので、演奏者紹介が見れます。
どうしてこんなに感動するんだろうとじっと考えてみると、
人はディテールで感動するという事実に改めて気づかされる。

タクトからの流線(ロゴタイプとの感覚の一致)
背景のくらやみ
山根のたどたどしさ

などなど



背景が黒だということでそういえばで書きますが、
最近読んだ川上弘美の「此所彼処」というエッセイの表紙が秋山花さんのイラストで、それがとても好きだった。

















なんでこの絵がいいのかな?とじっと見つめて考えていて、
この写真だとつぶれてしまってるんだけど、背景の漆黒のところに、本当はポツポツと白い点が描いてあるのね。それで星空だ、と思って、それからだった。
この絵は夜の絵だから好きなんだなぁと気づいた。
それはつまり時間があるから好き。時間があるってことはそこがひとつの世界として存在するということだと思うから。

イラストレーションで時間の設定がある物ってあんまりない気がする。
全体のトーンとして明るいだとか暗いだとかはあるけれど、断固としてこれは朝の絵だ、とか、この絵の中はくもりで少し湿度が高い。とか言ってくる絵ってそんなに見ない。
小説だとむしろそういうところからどんどん言うから、それに近い物を感じて、この絵がいいなと思ったのかもしれない。




今日は図書館に行った。冒険だった。こんなに図書館で楽しめる私ってもしかしたら暗いのかも…と思えるほど熱心に本の背を見て回った。
そんなこともあり最近あんまりにもほっこりに傾倒しすぎてるんじゃないかと心配になって、犬の散歩をしながらDEERHOOFを聴いた。

○○たいことしか○○ない

家の前の道を通る子どもがぽにょを唄っているな、と思ったら。

ぽーにょぽにょ でーてきた
ぺーたぺた かわいいから〜


子どもは唄いたいことしか唄わないんだなと知った。

2009/09/13

ミス・レディ













Miss Dior ほしい。
壜もりぼんなんかついちゃってて可愛いんだからもう。
この映像はソフィア・コッポラらしいです。
広告のりぼんでかかれた文字が可愛くてほしくなったのに、画像がないなぁ。
映像の最後のほうにちらっとでてくるの。

2009/09/11

エスペラント語が気になる…

ニュース速報

現在リビングで行われている父母の会話によりますと、
わたしのひいばあちゃんは私が芸大に行っていると思っているらしい。


へえ。


会いたいなぁhe bar chan。



ていうか今日は9月11日じゃないか。

キッスは目にして(きれいなものを見ること)

友だちが働いている会社がパルコで特設店をやっていて、
店番してるとゆうのでハンズ行くついでにさっき行ってきた。
そしたらリサ・ラーソン特集(?)だった!

リサ・ラーソンは前に本屋で作品集を見かけたとき、
背表紙の帯に「猫と天使がやってきた!」と書いてあって、
「天使とねこがいっぺんにやってきたりなんかしたら、
一体全体どうやっておもてなししていいかわかんないなぁ…」
と空想してほっこりしたぐらいの思い出しかなかったけど、
すっごく欲しい花瓶があった!



これ

花を活けると顔が花の「花さん」みたいになってとってもかわいい。

久しぶりに洋服を買おう 
と思っていたお金でワンピースの花瓶を買ってしまうのかな私。




今日ほんのすこしだけ本を売って、その時に自分の本棚をじっと眺めていたら
やさしい柔らかい本がたくさんですこしいらっとした。

空想の世界で生きるより現実の世界で生きるほうが楽しい。そう思う。



帰りに小林エリカの本を買って帰った。彼女のマンガがとてもすきだ。
いつも不機嫌な太い眉をして口を尖らせてる女の子しか出てこない漫画。

2009/09/09

真夜中に

夏休みの終わりらへんに国立新美術館に光展を見に行った。
個人的に大事なテーマの展示だったので、すごくよかった。

野口里佳さんは、自分の中の心象風景と、
一般的な「光」のイメージのちょうど中間を撮っているかんじがした。
何か具体的なものを仮に置いておいて撮ることでテーマを浮かび上がらせるんじゃなくて、
対象そのものを撮る姿勢に、目が眩んだ。

自分の日記を読み返していたら、事実を羅列する日記
(たとえばどこに行ったとか何を食べたとか)よりも、
何を考えたかのほうが圧倒的に多くて(意識してそうしてたんだけど)
そういう感じにも似ていた。
何かを言っているんだけど、その言葉の並びひとつひとつが大事なんじゃなくて、
その場に集った言葉のスクラムから放たれる風とか光が大事だってかんじかなぁ。

そしてその日あの場所に日傘を忘れてきてしまってまだ取りに行ってない。

2009/08/31

漬物石。



中毒性ありすぎる動画(たばちゃんのブログから)



この夏にわたしが震えた真実の言葉トップ3

・リハなんてない毎日だから アドリブ勝負元気に yeah yeah(フレッシュプリキュア)

・NO RAIN NO RAINBOW(細谷巖ggg展示)

・アイムア主人公 だから多少の無理をしても大丈夫 
すぐにはのみこめない状況も ハッピーエンドへの道(上動画)

2009/08/27

メトロポリたん

式根島に行ってきた。東京の離島。
夜の船旅に感動した。ねこがみんな小さかった。
友だちが魚をオロしてくれた。
今日帰ってきたら、電車の中で会う都会の人の顔が
ものすごく深刻そうでつまらなそうなのにびっくりした。
3日間、ただただ日の光や海の色を見ていた。
風の匂いは光の色と呼応する。
文化なんてなにもないところだったけれど、
人が生み出す前にあったものから学ぶのは私は好きだな、と思った。
そしてそういう土地では、創造がすごく純粋なものになる。



落ちる星 じっと見つめる 願い事 3回言うには長過ぎるから

愛愛愛! 見つけて唱える あれは飛行機



そして帰ってから友だちの近況を読むと浮かんだり沈んだり、
わたしが一時離れている間も都会の戦いはばっちり続いていたことを実感しました。
都会はなんでもあるね。綺麗なものも汚いものも。

島には都会にはないものがふんだんにあった。
さあみんな旅に出よう。

2009/08/22

(恋の)病は気から

今年まだ一回も縁日行ってなくて病気になりそうです。
出店ではしゃぎたい病。

こないだ中高のときの友だちとカラオケ行って、
そのときに友だちが唄ってた「スマイルgo go!」にハマった。
H@ppy togetherを友だちのブログで聞いて感動した直後だったからなおさらプリキュアに尊敬のまなざし。


最近やっと雑誌およびビジュアルブックの楽しみ方がわかった。

2009/08/10

こういうこと書いた途端頻繁に日記更新したりしそう

最近まとまった文章を書いてるので、いままで日記で書いてたような日々思ったこととかをぜんぶそっちに総動員していて、日記に書くことがtwitterのつぶやきレベルのことしかない。
ので、最近更新が滞りがちなこのブログです。

そこでいっそこのブログはレビュー中心(主に本だけど)にしてたまに雑記…みたいな形にしようかなと思ってます。
右側に今よんでる本表示してあるけど読み終わるとすぐ消しちゃうし、自分の読書傾向を把握するためにも…
わたしの日常には興味ないけどいろんな本知りたいって人とかが見てくれるようになったらいいなあ。
一段落したらそうしよう。


とりあえず、私がtwitterやってたら今つぶやきたいこと↓

・茶太というアニメ系?歌手の「片想い」という曲がいい…悲しいけどスゴクいい… うっうっ
http://www.youtube.com/watch?v=xuAdA4VroHQ
(なぜかハチクロMAD)(ハチクロのあゆをイメージして作った曲らしい)
(どうりでどこかで聞いたような歌詞だとおもった)

・高野文子の「おともだち」内容も素晴らしすぎてしびれた…
装丁がきれいすぎて高かったけど思わず買った。ら、南伸坊だった。GJ…
筑摩書房ほんといい仕事する。
これはちゃんとレビューしよう

・いま横浜の広告で「港のヨーコ・ヨコハマ ヨコスカ」の歌詞が載ってる中吊りがあって、
いい歌詞だな〜と思って帰って曲検索したら。これがあれだったのか。
ていうか唄わないんだね。
「ジルバがとっても上手でよお」とか
「あんたあの娘のなんなのさ!」とかの入り方が(歌詞的に)カッコいいなぁと思ったのに。
リチャード・ブローティガンの詩のようだわ。ビートニク

・蒼いうさぎいい曲だ
「世界中の誰よりもきっと」(?)のPVを見て、こういうこと大人になっても言い続けるには薬の力でも借りなきゃやってらんないのかなぁ…と思うと暗澹としたきもちになった。
でも自分の力でこういうふうにいつづけるためには、すごくたくさん自分の中で決着を付けなきゃいけないことがあって、それをするには芸能人はいそがしすぎて、自分を固める時間がなかったんじゃないかなぁ…と思った。
現実逃避でもなく、薬の力も借りず、やっぱり明るいことだけ表現していきたい。



ここまで書いてtwitterでつぶやくには長過ぎると気づいた。クマった。

2009/08/09

月夜のレールは光で描いた川のようだ

くるりのいちばん新しいアルバムに入ってる、
「夜汽車」という曲がとても好きだ。
というか、この曲からも伝わってくる、
”夜汽車”という言葉から連想される全てのことが好きだ。
始まりの高鳴りと、移動中のモラトリアム感。
そして夜。

字面も美しいし、口に出して言うともう、
自分がとてもミステリアスな秘密を持った人のような気がしてくる。

大島弓子が黒猫の名前に「夜汽車」というのを考えついたというエッセイを読んだ時、
もう、本当にむかつくくらいくやしいくらいその感性を尊敬した。
黒猫の金色の目が、くらやみを走る夜汽車の窓の明かりに思えたんだって。

名前をつけるセンスがあまりないわたしにとって、(けど努力はしている)
素敵な名前を考えられる人への憧れ度はかなり高い。
高校のときに、「いつか白い猫と黒い猫を飼って、
それぞれ”ネガ”と”ポジ”っていう名前にしよう」とか
考えてたのとかを思い出してまた恥ずかしくなったりした。
あーあ。だがしかしいつまでも下手でおれるものか。

2009/08/08

おっととっと

なんだか最近じたばたしてます。

「過去に学んだことを活かす」ということと、「今起こっていることは、似てはいても厳密には過去のこととは全く別のことである」というこの2つバランスの裁量を
結局は勘にまかせるしかないところが人生の難しさだなぁと思いますね。

最近どんどん世界に対する許容範囲が広がってきたけど、
だからこそやっぱりその中で自分が本当だと思うものを信じていていいんだなと思う。
どうしても嫌なこととか許せないことは封じ込めすぎなくてもいいんだな、ということも再確認。


こないだ神宮の花火大会に行ってきた。
花火が頭の中のイメージをなぞるだけじゃなくて、
目の前であんなに綺麗なものとして見えたのははじめてで、
なんだか本当に嬉しかった。
花火大会ってこんなにわくわくするものだったんだ!って思った。
恋人と花火を見るのは人生ではじめてだ。

2009/07/27

ハートカクテル

いつか家を出たら、猫を飼ってみたい。
わたしの人生に今まで猫は全く登場してこなかったんだけど、
本を読んでると、ものすごくたくさんの猫好きの意見を聞かされる気がする。
たまたま私が読む本を書く人に猫好きが多いのかもしれないけど、
猫好きって、猫が好きなことに誇りを持っているというか
猫を好きなことがひとつの哲学のようになっている人が多い気がする。
すごーく熱心に好きというか。
だからたくさんの人がそんなになってしまう猫を、一度飼ってみたい。
けど可愛いよね。やっぱり。
いままで何の迷いもなく犬派だったけど、きっと可愛いの質が違うんだろうな。
天気で言うと犬はぴかぴかの晴れで、猫は薄曇りってかんじ。アンニュイ

2009/07/26

水と強い意志

こないだ久々に友だちと二人だけで飲んで、
そんときに、わたしが何かじっと考えてる間、
相手は誰も喋るひとがいないということにしばらく気づかなかった。
二人で飲むってそういうことか。

あっちのほうの緑が綺麗だからとかいい匂いがするからとか
そういう動機だけの目的のない旅がしたい。
けど本当は、もともと旅に目的なんてなかったんじゃないのかな?

2009/07/22

線路が主人公の小川未明の童話がある

人生を24時間に例えると〜ってよく聞く言葉で、うまいこと言ってる割には何度も聞くとそんなに響かない言葉だけど、けど今、周りの空気がすこしずつ動き出してるかんじは、たとえ話じゃなく夜明けにとても似てる。
いま私が22歳だから、86まで生きるとしたら、
5時ちょっと過ぎで、72までだったら7時過ぎ。
たいへんもう夜明けどころじゃなかった。

朝のできたての晴れた空の下で、汽笛が鳴って、
ぴかぴかの車輪がゆっくり回りだして、
いよいよ汽車が走り出す感じ。
周りの友だちを見てて。わたしはどうだろうか。


最近自分にしょんぼりすることが多いけど、
わたしが縮んだんじゃなくて、周りの世界が広がったんだな。
世界は動くから、いつまでも同じ私のままで同じ存在感は保てないということです。



オードリーの春日ってすごくいいね

2009/07/19

レリホー


おもしろいよー。
ふつうの文庫なんだけど開きがやけにいいのは気のせいじゃないはず。何故。
イラストも著者が書いてるらしい。スッゴイ

自分が新しいと思っていることは、過去に自分よりも頭の悪い人によって考えつかれたことのあるものだという言葉があるけど、本当に自分が革新的だと思っていることと同じようなことを考えてる人は過去に100万人くらいいるんだろうなぁと思った。恥じる。




一年のとき友だちとハワイに行った時にドラッグストアで買ったペディキュアが最近固まって使えなくなって、それがなくなってからなんとなく調子が悪い!
わたしという建物の管理人みたいな人が、気に入らないことがあってふくれてるかんじ。
もっと高いブランドのネイルを買って塗ってみたけど、ぜんぜん違うの。
血のかたまりみたいに見える!
そのお気に入りだったネイルはREVLONのすごい安いやつなんだけど、
色の名前が「Love That Red」というので、大好きだった。
性能とかとは全く関係なく、そういう個人的な思い入れがあるものはとことん愛してしまう。
どこかでまた会えないだろうか。
けど今足下を見たら、最初に塗ってがっかりしたときよりは、少しは素敵に見えるな。
変化はこうやって受け入れていくのものなのかな。
けど最初の気持ちも忘れたくないな。
愛ある名前に敬意を表してもうあれ以外の赤いネイルはやめようかな。

高校のときの友だちに会ったらみんな爪がスゴく可愛くて、
それ見てからネイルサロンに行きたい。



ミッドタウンでやってるJAGDAの展示見て、デザインって楽しいものなんだって思った。本質的に。
感動した!っていうよりは、自分がいちばん大事にしている宝石にほこりがかぶっていたところに風が吹いて、そのほこりがすこし飛んでその下の輝きを思い出したような、
または深い深い暗い穴の底で眠っている猛獣の毛並みがそっと撫でられて、その獣が目を覚ましそうな動きをしたような、
人気も生き物の気配もしない泉のまんなかに、波紋が広がったような、
そんなかんじがした。
忘れていたわけじゃないけど、そうじゃないと思い込まされていた呪いが解けかかったような、けどまだ呪いは体の中に残っていて頭がうまく働かないような。ような ような

福田繁雄さんの「喜怒哀楽の喜と楽だけを表現していく」っていう言葉にも、同じことを感じた。
怖い気持ちに負けたくない


日記久しぶりすぎて、起き抜けで目がうまく開かないみたいな感じがする。
寝起きの顔をもう支度し終わった人に見られて恥ずかしいんだけどまだぼんやりしてる、みたいな。
こういうのは定期的にたまごをうみつづけないとだめなんですね。

2009/07/06

私の自由は、他人の自由が始まるところで終わる

News from Paradise/パトリス・ジュリアン


最近、
ずっと読み続けている本の中から全く新しい言葉を発見することがとても多い

万華鏡の四角



万華鏡の視覚展を見に行ってきた。

シャンデリアの作品が好きすぎて、胸が苦しくなった。
シャンデリアでモールス信号なんて…詩すぎる。

新聞を切り抜いて作った詩は、岡崎京子の「Pink」で小説家志望のハルヲ君がつくる切り貼り小説を思い出した。
これもすごく好きだった。

LSD(LDSだっけ?いっつもどっちかわからなくなる)の噴水は、溢れる水がなぜかものすごくおいしそうに見えた。
「甘露」という言葉が強く浮かんだ。
すごく心休まるゾーン…とおもいきや植物は食虫植物だし、水には薬が混ぜ込まれていて、世界がもしこんなふうだとしたら怖いと思った。
あれを「まるでいまの政治のよう」とか「東京そのもの」とかまではまだ言いたくないです。



エヴァンゲリオン序を見た。

破も見たいな、と思った。



海に関する小説が読みたくてしょうがなくて、ABCをさすらったけどぴんとくるのは見つからなかった。
ので、川とか海とか水とかが深く関係する、いい小説知ってる人がいたらぜひ教えてください。
本屋で見つからなかった時本当に、水から出された魚みたいになんとなく息苦しくなった。
小説でえら呼吸したい

写真は去年の沖縄。なんかスキャン失敗したやつ。
旅に出たすぎて切ない

2009/07/05

宵越しの記憶

学校に行く道の途中の、橋が架かっている川の土手に、今日はじめて行ってみた。いつのまにか階段ができてて、行きやすくなってたよ。
景色がまるっきり大島弓子の書く風景で、枝垂れた木に茂った葉と水場。
しばらく座って水の音を聴いて、水の温度と川の深さを想像してた。
次に書くもののテーマが固まった気がする



髪切ったんだけど、翔くんのブログに載ってたタマソニのときの私の写真がまるっきりおソノさんだった…もうだめだ










恋人ウケがすこぶる悪いです



さきちゃんへ
あの紙お香の使い道をまたさらに考えたんだけど、手紙に入れたらいいと思う。
いい匂いの手紙なんてきたらいっぺんに好きになっちゃうよね!
楽しくつかってください

お誕生日おめでとう!



あした万華鏡の資格(ってどんなだろう)見に行こうかな。
けど気づけてよかった。友だちのブログよありがとう!

2009/07/01

サファイアで織った布

今日爆笑したこと

美容師に一人暮らししたいって言ったら、
「けど大変だよーだって服脱いだらその服ずっとそこにあるんだよ。
俺最初びっくりしたもん。え〜なんでまだここにあるの…って」
って言ってたこと。
お皿とかシンクまで持ってけば後はどうにかなるもんだとおもってたってさ。確かにそうですよね。
しかし文章にすると何故あそこまで狂ったように笑ったのかわかんないわ。
あと同じ美容師が、「こないだカラオケでUAの情熱唄ったんだ〜しかも物まねで」って言った次の瞬間UAになりきって唄い出したこと。似てたし。
曲の中でも最もUAになる部分があって、そこがポイントらしい。「も」とか。
その美容師は顔は平井堅ぽい


今日びっくりしたこと

マイケルジャクソンとお父さんが同い年だった。

同い年っていうリアリティすごいな…
ほんとにもしかしたら、いっしょにガリガリくん食べたり、同じ人好きになって学校の階段で「でもお前とも友だちでいたいんだ」とか言ってたかもしれないんだね。同い年だもん。
いったいどれくらい量の「もしかしたら」が必要なのかわからないくらいの距離だけど

2009/06/28

火星の春

完璧なんてきっと死ぬ間際になってやっと見れるものなのかも。
どんなものも人も何かが過剰で何かが足りない
それはひとによってちがくて、ある人にとってはありすぎて弱点になってるような特徴を死ぬほど欲しがってる人もいるだろうし、逆に自分ではうんざりするような部分が誰かにとっては貴重なものだったりするんだろう。
だから、自分は何に耐えられなくて、何が欲しくて、どういう性質をいちばん大事にしたいかというのが最も大事なんだと思う。
それが、相性とかいうことだと思う。
人付き合いでも、環境でも、仕事でも、全ての選択という場面で。


常識とか社会的な言葉とか、周りとか自分以外の言葉に流されると、往々にして悪い部分の方が多く見えてしまう気がする。
自分が素晴らしいと思っているものが、少し冷静に我にかえって考えてみるとなんだかぐちゃぐちゃしたものに見えたり。
でも、いいところと悪いところの分量って、本当はどんなものでも人でもみんなおんなじくらいなんじゃないかな。

なんかそんな気がする。

だからバランス感覚は大事だけど、自分が惹かれた部分にずっと惹かれ続けてもいいんじゃないかな、と思った。
結局自分の人生は最後まで自分の目でしか見れないし。


宇多田ヒカル聴きながら。
Fly me to the moon ってエヴァの主題歌なんだね。昨日知りました。
これ大好き。

これはすごく直訳っぽいけど。
ここにのってるのはもっとラブリーなかんじ。☟
http://feelingfate.blog77.fc2.com/blog-entry-605.html
ていうか歌詞の意味いま初めて調べたけどますますいい歌だな。

Fly me to the moon 作詞:Bart Howard 訳詞:橘 結希


Poets often use many words to say a simple thing.
簡単なことを伝えるために、詩人はいろいろな言葉を使う

It takes thought and time and rhyme to make a poem sing.
その詩を囁くために、思案して、時間をかけて、音を乗せる

With music and words I've been playing.
音楽と言葉を添えて。私はそうしよう

For you I have written a song
あなたのために私は歌を書いた

To be sure that you'll know what I'm saying,
私が何を言いたいのか、わかってくれると信じてる

I'll translate as I go along.
進むにつれて、解き明かしていくでしょう



Fly me to the moon
私を月へ連れてって

Let me sing among those stars
星々の間で歌わせて

Let me see what spring is like
On Jupiter and Mars
木星や火星の春がどんな様子か私に見せて

In other words, hold my hand
つまりね、、、手をつないで

In other words, darling(baby) kiss me
つまりね、、、ねぇキスして



Fill my heart with song
歌が私の心を満たす

Let me sing for ever more
ずっと、もっと歌わせて

You are all I long for
あなただけが私にとって何ものにも代えられない、

All I worship and adore
あなただけが大切で尊いもの

In other words, please be true
つまり、「真実(ほんとう)にしてほしい」ってこと

In other words, I love you
言い換えると、、、「愛しています」

2009/06/21

過去に書いたけどアップしなかった日記たち

日記って「その人がそのときに考えてること」ということが大事なのだと思うけど、昔書いた不採用日記を読み返すと、
普段私は記憶に関して、残るべきものは勝手にわたしのどこかに残っていくだろうという弱肉強食方式を採用してるので自分でも忘れていた感情とかに意外と新鮮な気持ちになったので、私以外の人がどういう気分になるかまったく予想がつかないのですがアップしてみる。
けど何でもかんでも言葉にしたりするのは粋じゃないとも思います。



学校に毎日行きたい。こんなにいい季節だしね。
もっと学校が近くにあればいいのにな〜と思いますが、みうらじゅんが
「学校が近くにあるからちゃんと行くなんて、すぐやらせてくれるから付き合うみたいなもんですよ」と言っていて腑に落ちたのでわがままいいません。
そうだよね〜。好きなら、行きたいなら何が何でも行くよね。

ぎりぎりにやる病は父親からの遺伝だということが最近判明した。
お父さんがよく ああ〜明日までに書類作らないと〜半年前から言われてたのに〜 とか言ってるのを聞くと わたしも大人になってもああなんだろうな…と若干暗澹とした気持ちになります。
ついさっきも食卓で、明日一日で原稿仕上げなきゃ…カツカツだよ と言ってて
わたしも明日一日で明後日提出の課題を仕上げなきゃ…カツカツだよ とは言えませんでした。


さいきん「最後の夏休み」というフレーズが頭から離れない。
こんなに自由な時間、あと来年の3月までしかないなんて!
なんだか最近、「ONとOFF」を意識的に区別できるようになった。
何にもしない時間って大事だね。
でももっといろんなひととしゃべったりしたい。
夏休みだもの
(5/16)


今日はスプリングピクニックパーティ(花見)のはずが、寝坊して遅刻して普通にカフェでお茶してご飯食べてまたお茶して帰ってきた。電車の中から中目黒の桜見た。きれー

さっきmixi見たら今日のメンバーが全員写真アップしたり日記書いたりmixiミュージックで名前あがったりしてて、それみて あ、みんな帰ってきたんだぁおつかれおつかれと思った。
それって例えばみんなが私の家の向かい側にある一つのアパートのどこかに住んでて、ぱっと明かりがついたのを見て帰ってきたのがわかるみたいな、そんなのに似たなんだか温かい気持ちになった。

昨日髪の毛を乾かしながら「なぜ桜に対してしか”花見”という行事が行われないんだろう」ということを考えて、髪かわかし終わるまでに勝手にひとりで結論を出した。
よくアニーあんまり自分の話しないよねとか言われますが、私が他人に悩み事とか暴露話とかあんまり相談しないのは、脳内のたくさんの私たちの会議でだいたいのことが片付いてしまうからだと思う。そういうのってかわいげがないよなと思う春はあけぼの。
(4/2)



毎日よくなっていくのを久しぶりに実感した。
「昨日はいい日だった」って書こうとしても、今日あったことで書きたいことのほうがもう多すぎるもの。
だから思ったことや閃いたことは、その情熱のうちに書き留めたり形にするのがいちばんいいんだね。

みんながんばってる。


今日は駒沢公園まで自転車で行った。道に迷って迷って、やっとたどりついたら夕方でそらは明るく白くて、大きな木が広い道の両脇から空に沸くように生えていて、ちょうどその時くるりの「リバー」が耳元で流れていて、なんか涙目になった。
久しぶりだな、と思った。
ただ胸の高鳴りに忠実に、初めてのところに行くのも、そこにつくまで苦労するのも、そして行ってみたところがとても良かったことも。
何度も何度も繰り返してきたことだけど、そうやって手に入れて私が満足しなかったことは一度もない。
でも数年前のある日から急に大人しく、大人びているように強制しはじめてから、そういうスピリットが徐々に薄まり始めてしまっていた気がする。だからその時から今までに起こった出来事では、必要以上にへこたれたり涙目になってしまってきたな。
なんだか急に予備校時代からたった今まで、すごく俯瞰して見えた。


「アンの青春」を読んでいてアンが「私は困難を乗り越えていくのが好きだもの」と言っていて、うん、そうだ、わたしもそうだった。と思って、というか話がさらさらと流れるけどアンに共感するところが多すぎて本気で友だちになりたい。
と同時に、アンは17歳なのに素敵すぎる。私なんて今年22歳になるのに。アンシリーズ全部読もう。



いつまでも自分の世界を大切にしようと思う。



最後に、

「ヘスターがうちの母さんに言ったんですって。あの桜の実が食べられる頃まで、あたしは生きていないだろうけれど、自分の植えた物が,自分の死んだ後にも生きていて、世界を美しくする手伝いをしているのだと思っていたいのですって」


私も、私が死んだ後にも生きていて、世界を美しくしたり、誰かがやさしい気持ちになる手伝いをするものを残していこう。
世界を美しくする手伝いだって!私がやりたい仕事はまさにそれだわ。きっとどのハローワークにも載っていない、けどどの職業もそれの一端を担っているものなのでしょうけれど。
(3/6)



何かやってると、目的を見失って行為に翻弄されることがある



どんなに社会から大声で「いらない!」って言われ続けても、虫けらみたいに、ごみみたいに扱われても、いい瞬間、きらめく瞬間というのはあるものなんだ、ということを言うために、そう言ってもどうしても伝わらないから、何百ページもの言葉を連ねなければならない小説家は、とても口べたか、恥ずかしがりやか、なのかもしれない
(今)

スコール



いまふと思い出してすごく久しぶりに聴きたくなって、でも題名が思い出せなくて「さっきまでの通り雨が」で歌詞検索してでてきた”squall”を聴きながらブルーノムナーリの本読んでたら(すごいとりあわせだけど)、
いきなりサーっと音がして、え?と思って窓の外を見たら暗やみの中に電線に吸い付くようにひとつぶだけ光る水滴が見えた。雨だった。
ドキドキして急いで文章にしておこうと思って、そうしてるうちにすぐに止んでしまった。
世界って綺麗だなと思った。
なんなんだろう、この魔法。

2009/06/17



昨日の動画の音楽、物知りな友だちとディズニーオタのともだちに教えてもらって解決しました。
バンビのlittle april showerだそうです。
あとスプラッシュマウンテンでは流れてないそうです。すいません。
もう教えてもらってからずっと聴いてる。
そのせいで聴いてない時も常に脳内再生されてて、そのおかげでもう昨日の雨の中の散歩が楽しくって仕方なかった。
今年の梅雨はこの歌でめいっぱい楽しもうと思う。

でもこの雷が落ちてきて風がウーウー言うあたりは怖くて、子どもの時とか「早く終わらないかな」って思ってた気がする。今聴いても首をすくめるような感じがするものね。
ファンタジアとかトラウマレベルかなり高いけど、今見ても怖いんだろうか。ふつうに怖そう。

2009/06/16

そうそう、



この曲の曲名わかる人教えて!
ディズニーランドでも流れてるよね?スプラッシュマウンテンとかで。!たぶんカエルとかが唄ってて蓮の花から水とか出てくるゾーンで。
今日の英語の授業で見て音楽が気になったのでメモっといた。
どっかの国のvodafoneのCM

2009/06/15

部屋からベランダに続くドアと窓を両方とも全開にして本を読んでいたら雨の音が強くなって、そのうち部屋に流れる音楽が聞こえなくなった。
あんまりすぐそばで音がするので、音だけで肌が濡れるような気がしてそっと
タンクトップから出た肩を触った


読みたい本
猫に未来はない/長田弘

ちょっと気になる
目利きのヒミツ/赤瀬川原平
ポケットの中の野生 ポケモンと子ども/中沢新一
なまけものになりたい/水木しげる
スプートニクの恋人/村上春樹


ふう〜
社会人になったらこんなに好き放題に本なんて読めなくなっちゃうんだろうな。
あと夏休みがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今年で最後の夏休みの気持ちを全部覚えておかなくっちゃ。忘れないように。

あとこれも聴きたい。
doopees /doopee time
ジャケ好き。
今欲しいCD
Beach Boys /Pet Sounds


今聴いてるCD
Sigur Rosの裸の人たちが走ってるジャケのやつ
いまさら…だけどこないだ恋人の家で聴いて一曲目のイントロ4秒ぐらいで良すぎてびっくりして借りた。
本当にいい音楽だったんだね。みんないいいい言ってたけど、ここまで本当に良いとは思いませんでした。


明日行きたい場所
ハックネット代官山http://www.hacknet.tv/


そろそろかなり行きたくてフラストレーションがたまってきた場所
鎌倉/江ノ島近辺


今日笑ったこと
せきしろが考える「ガチャピンチャレンジシリーズでやったかもしれないこと」(以下抜粋)
『現代音楽』
「ガチャピンが演奏会場に蝶を放つ。
その蝶が演奏会場から飛び去った瞬間、曲は終了らしい」


今日食べたおいしいもの
公園のでっかい木の下で食べたおにぎり(母製)


今日がっかりしたこと
英語の出席がそろそろヤバい




久しぶりの日記が事務的だよ〜
しかもこれどうでもいいけど300回目の投稿らしい。
でも数字ではいちばん3が好きなのでなんとなくうれしいです。3の倍数なら何でも結構好きなんだけど、ナベアツが出てきてからなんとなく申告しづらくなりましたね。

この時期に半袖の人を見ると嬉しくて嬉しくて切なくなっちゃうのって私だけ?夏愛しすぎ?

2009/06/05


「君と百まで」

なんていいコピー!


思考を止めない。
実はコピーライターとして一社だけ受けていたんだけれど、これ受かったら役員面接!ってとこで落ちてしまった!
残念!だけど、自己流で勉強して書いたコピーでも褒められて嬉しかったし、この期間で学んだことはこれからすることすべてに絶対応用できるので、自分のレベルアップのための出来事だったと思おう。
感謝感謝。
応援してくれた人ほんとうにありがとう。
いまのところ職業にはできなかったけど、頼まれたらコピー書きます。一本1000円で。笑(学割価格)


でもまだ他の戦いは続いてるからがんばらなきゃ。
人生の大きな目標のために、あらゆる場所で、あらゆるジャンルで、常に同時進行で戦いは続いて行く。
一つのことが全てじゃないし、一つだけで勝っても意味がない。
一つで負けても他で勝てば問題ない。
そもそもあらゆるすべてのことが、良いことか悪いことかなんて死ぬときにならないとわからない。
ジャッジは総合的にしないと意味がないから、だから起こったことは全てこれが最善なのだと思って受け入れていくしかない。
私には味方も夢もあるから、虎みたいに強く行きましょう。

2009/06/02

たったひとつの心かなしみにくれないで
君のため息なんて春風に変えてやる

(つじあやの/風になる)


なんていいこというんだ…つじあやの…
とため息をつく日々です。

2009/06/01


















いまこういう気分↑
h子無断転載サーセン

2009/05/31

今朝見た夢が忘れられない。
よしもとばななと外人の女の子の子どもと黒人の男の人と、クールなかんじの外人の女の人といっしょにプールにいる夢。
なぜかスクール水着みたいなワンピース型の水着を、肩のひもを外して着ていた。上半身半裸。
みんなおそろいの黒みたいなそっけない水着だった。

バリにあるあこがれのホテルにある、プールの縁が滝のようになっていて、遠くの景色の中に注ぎ込んでいるような、プールが浮いているように見えるようなプールにいる。
もぐるとどこまでも明るい真っ青で、すごく深い底までよく見える。そしてそのふちを越えると海になっていて、そっちには行っちゃいけないとクールな女の人に目で教えてもらう。水の中にいる。けど苦しくなくて、「そうなんだ〜」とか普通に言える。水の中の景色を見ているはずなのに、なぜか港とか船も見える。

タイ人っぽい男の人はプールの中で、なぜか私が昨日買った(リアルに)「ネーミング辞典」を読んでいる。

女の子は裸で泳ぎまくっている

夕方なのか空が金色で、斜めから光が射していた
明るくて水がちょうど良い温度で守られてるみたいで、刺すみたいな金色の光がまぶしかった。

気持ちよかった〜〜〜〜〜


よしもとばななが、先にあがるね〜とプールサイドにあがったところで目が覚めた。

2009/05/28

「女ってバカですねぇ。男はもっとバカですけどね。」

ホノカアボーイ

2009/05/27

社会はおごるものに厳しい。
でもチャンスはありがたくいただきます。!!!


昨日はしあわせな一日だった。体中が花でいっぱいになるようだった。
笑うと花びらがこぼれた。

2009/05/22

芸術家の夢は美術館に辿り着くことであり、デザイナーの夢は市内のスーパーに辿り着くことである。(ブルーノ・ムナーリ)


ってすごい言葉だな…なんか…
私の夢は知らない人の家の本棚に辿り着くこと!
もしくは君の心の中に辿り着くこと。ですね。(微笑)

2009/05/21


スティール・パンやりた〜い!
(上のは音楽がスゴくゴキゲン、下のはなんか映像がいい)

海の底の音楽みたい!海の底行ったらヒトデとかが演奏して迎えてくれそうな音じゃない?


寒い時期に演奏すると音が硬くなるから、下で火を焚いて録音したりするらしい。
暑い季節の音楽だよね。自分がいちばんしっくりする状況下でしかうまく機能しないものとか好きだなぁ。
有名なスティールパン奏者がいるらしいんだけど、その記事をrelaxで見たんだけど、どの号か忘れて探せない。聴きたい。

海辺でみんなで演奏したいね!下着の代わりに水着着てさ!ワンピース一枚ひらひらさせて

2009/05/20


































TIM WALKER

お金を出してこのビジュアルだけを楽しみたいと思えるものはそんなに無い。
でもこの人の写真集は欲しいなと思った。けど高いなと思った。14000enとか
渋谷リブロにて。
才能だけでやってるか、ぜんぜん才能無くてがんばってるかのどっちかの人ってかんじ。
夏が来る アスクルに頼んでおいたからきっと 明日にはくる 夏が来る

〜アス句ル〜


渋谷と原宿を歩きながら散歩して、欲望というものについて考えた。セクシーなスーパーマンみたいなパンツ買った。

↑歩きながら散歩してってなんだ。歩きすぎだろ。足9本くらいありそう
なにもかも思い通り にはいかないけど、
奇跡も起きるからおあいこだね。



早起きをして、朝日の中を遠くまで歩いてコーヒーを飲みに行って
いつもと違う道を通って帰ったら、まったく遠くまで旅に来た朝のようでした。
遥か彼方に見える学校のある森が、白く霞んで魅力的でした。
日常は冒険だね。

2009/05/18

すずらんからりんりんと良い香りがしました。

2009/05/14

雨かと思ったら二階から目薬だった

何落とそうか考えた結果なんとなく出てきた言葉↑

いいと思うんだけどな…
なにがいいのかはよくわかんないけど。

2階からなに落とそう。

ホノカアボーイ見てきた。

内容とは関係ないんだけど、自分が本当にやりたい事をやってると、そのときに必要なものを世界がそっと差し出してくれるのかなぁと思いました。
衣装をやってる友だちが、本気でやるって決めた直後に2つも依頼が舞い込んだ!と言っていたのを聞いて、わたしが「運命に後押しされてるみたいだね」と言ったことがあったけど、まさにそんなかんじ。


よかったよ。
すすめてくれた友だちの言う通り、ハワイでとらなくてもよかったんじゃないかと確かに思ったけど笑 
からだの中の風通しがよくなるよ

死ぬ時はああいうふうがいい。
天気のいい日で、水の近くで、花と風があるところでお葬式をしてほしい。
三々五々、いやはやとかいいながら、友だちがなんとなく集まってくれたらそれだけで十分。
結婚式もそんなふうがいい。
儀式よりも、気持ちのほうが大きくあれたらいいなという。
「からだはことばと気持ちの容れ物に過ぎない」って映画の中でおじいさんが言ってたけど、儀式も気持ちの入れ物だから



映画の中で、倍賞千恵子が岡田将生に「チャック開いてますよ。…嘘ですよ」ってよく言うんだけど、映画終わってトイレ行ったらわたしがズボンのチャック全開だった。
べつに感動的でもなんでもなかった。真顔になった。



あと予告編で重力ピエロがやってて、「2階から春が降ってきた」っていう加瀬のモノローグと共に2階の窓から人が降ってくるシーンから始まるんだけど、
伊坂幸太郎のくせにカッコいい事言うじゃんと思った。

2009/05/13

半そでデート


A!P!C!のなんかのフライヤー HPにあった

これだ!とおもってランラン店に行ったら思ってたより頼りなくって、またイチから探し直しです。買い物の話ね。
でもこのフライヤーいい。すき。A.P.C

素材感のあるものが好きなんだけど、最近材料の力に頼る感じが嫌で、(ただたんに能力不足ということもあるが)手元にあるものだけでなんとかカッコいいものができないかしらと考えます。
段ボールで作品つくった日比野さんもこういう気持ちだったのかなぁ。どうなのだ。
そういう点でもこれはタイムリーにいいかんじです。
あ、ちなみにこれは色鉛筆で描いてあるのね。
鉛筆一本で人を感動させられるイラストレーターとかはすごいな〜

って言ってるそばからさっき布買ってきたのですが、
材料を選ぶときってそのもの単体の善し悪しとか好みで選んじゃダメで、それに組み合わされるデザインとか他のものとの緩急とか、最終的に到達したい空気感に持っていくためにこれはどういう役割をどのくらい果たすべきかっていうさじ加減を考えて選ばなきゃいけないんだね。
やってやりました。

2009/05/08

今日の夕方虹が出ていたらしい。お母さんから「虹だよ!」ってメール着た。同時に弟にも送信されていた。
見たかったな〜でも雨上がりの直後に電車に乗って、天使の梯子は見た。
雲から光が光線みたいに漏れてるやつね。あれ天使の梯子だよ。


母の日のプレゼントにサンタマリアノヴェッラのボディパウダー買った。あげるのが楽しみだな〜
http://www.santamarianovella.jp/

香りの専門店。
フィレンツェ発祥の、世界最古の薬局らしい。「世界最古の薬局」!なんてもういいね。
石鹸とか香水とかポプリとかローズウォーターとかバスオイルとかとにかく商品がたくさん有るんだけど、パッケージが全部すばらしい。香りもいい。歯磨き粉まであります。すすめられたし。
ここの紙のお香が格好良すぎて知った。
最初はしおりにしたりして使って、香りが薄れてきたら燃すんだよ〜赤い小さな細長い小箱に入っててね、最高に素敵です。


男性用のシェービングクリームとか、アフターローションとかも売ってたから(さすが紳士の国)ダンディなお父さんをお持ちの方は父の日とかにも是非。

ほんとうに、上質で綺麗なものはそれだけで人の心を慰めたり落ち着かせたりする。
美を作り出せる人はほんとうに偉大だ。
芸術の道に選ばれた人がいちばん貴いと言った英語の先生の気持ちがよくわかる。





目を開くと私には景色が見える
目を閉ざすと私にはお前の顔が見える


小曲/フィリップ・シャヴァネックス

2009/05/06

コーヒーに月を浸して齧る

わたしのゴールデンウィーク
・熱だす
・熱が下がった日に両親が旅行に出る(=食料事情の悪化)
・熱が下がった翌日から徹夜で展示の準備をする
・すっぴんで青山まで行って搬入
・その足でまた家に戻ってもう一冊製本
・絵本完成、設置
・展示無事終了
・見に来てくだすった方ありがとう。まじで。


告知する暇がなかったのでしなかったのですが、SICFっていうスパイラルでやってた展示に出展してました。
友だちとふたりで絵本と、4コマ漫画の本をつくって。
友だちはイラストの人なので、絵本は私がお話を書いて、2冊ともブックデザインと製本をわたしが担当しました。
ゲソー

絵本は角砂糖が主人公の話なんだけど、いつかみんなにもご紹介したいです。


昨日搬出でした。
けど休む間もなくいまからポートフォリオつくらなくちゃ。
すげー行きたい会社。なのに。あさって。なのに。
でもいつもみたく怠けてたわけじゃなくて、フル稼働で人と自分のためにやりたいことやってたんだから良しとする。


いつになく概念でなく現実的な日記でした。



いろいろ考えたGWでした。

しかし最終日の夕方、展示を見にきてくれた恋人と雨の中行った青山の大坊という喫茶店の、青くて、取っ手と縁取りが金のカップとソーサーがゆめのようだった。
ごほうびみたいな色合いだった。
いちばん軽い15gでもまだ苦いコーヒー。マスターのコーヒーの入れ方が歌のようだった。

2009/05/02

40℃の熱を出した。昨日。豚フルエンザではなかった。

でももう下がった。でもまだふらふらする。でもやることたくさん 


パンと蜜を召し上がれ!ひえ〜

2009/04/29

両手に星

わたしがいちばんほしいものは、わたしがいちばん嫌なものを通り過ぎたその奥にあるのかもしれない。漠然とした言い方だけど。
汚くて臭くていやなものがいっぱい浮いてる水の中に手を突っ込んで、底にある宝石を拾うような。
そこまで嫌なことでもないけど。
けどあまり見ないようにしてることとか、そのシルエットが現れただけで耳をふさいで目を閉じてイヤイヤするような、うんざりすることの存在を認めることから始まることがあるんだな、という感じです。

いままでは我慢をしたり無理をしたりするのは、その場ではいいかもしれないけど、最終的にはいいことにつながらないとずっと思っていた。
けど、免罪符のためにする何も生み出さない我慢や無理と、なにかのためにする我慢や無理はもうまったく別物なのだなきっと。
そして後者の我慢や無理は、それは我慢や無理とは呼ばないのだな。


なんだかいやな言葉がたくさんならんだ日記になってしまったなぁ。ごめんね
以前友だちの明るいネガティブ日記というか、すべてをネタにしてしまえる心根のいい友だちの暴露日記みたいなのに憧れて、心情垂れ流しの日記を書いてみたとき、見事なまでにアクセス数が減ったのにすごく感心した。
やっぱりそのものが放つ気配みたいなのって伝わるんだろうなぁ。直接話そうが、パソコンだろうが。

なので最後に綺麗な言葉。


「美しいことが正しいこと。」
今読んでる山口瞳の礼儀作法の本の中から。
私がここのところ考えていることの答えがこの一言に。
礼儀という観点からの意見だけど、これはいろんなことに通じると思う。
もちろんこれだけがどんな場面でも当てはまるわけじゃないけど、今の私には大切な考え方ですわ。

2009/04/27

湯けむりプリーズ

スパいきたい。都会のいろんなお風呂がある温泉行きたい。グラフの女の子全員とかで行きたい
みんなでサウナとか入って入りすぎて頭痛くしたりしたい
脱衣所で扇風機浴びながらだらだらしたい
そのあとみんなで飲みにいきたい。やっぱビールでしょ。

そういうことしたい。今。


語尾に「にょ」を最初につけ始めたのって種村有菜かな。

2009/04/26

尾ひれにピアス(とかするのかな)

ガビガビだな

リトルマーメイドの最初の、お姉さんたちが唄って、クライマックスに貝を開けたらアリエルがいなかった!っていう地味なんだけどいいシーンが見たくてyoutubeで探したら結局途中まで見てpart of your worldで泣いた。
けど友だちはダンボ早送りして見ても泣いたって言ってたからみんなきっとそんなもんだよね。


もうお姫様とか天使とか人魚とか魔法とか、たぶん一生好きだわ。
中原淳一の「七人のお姫様」という絵本を持ってるんだけど全部読み直してしまった。


しかしお姫様でも天使でも人魚でもない私はやさしいこころのほかにポートフォリオも持っていないといけないのです。
現実現実。

しかしこないだ友だちに唐突に「ほんとうにかわいらしい顔してるね!天使とかになりそう」って言われて、即座に心の玉手箱のいちばん奥にしまった。死ぬほど嬉しかった。がんばろうとおもった。虚言症ではないです。
でも本物の天使はたぶんこういうこと自己申告しないね。
けどこんな素敵な褒め言葉一生に一度あるかないかくらいなので書いておく。



ダクトの人が、FINAL HOMEの話をしていて、「服を衣服というより道具としてとらえてるんだよね」と言っていたのがやけに心に響いた。かっこええ。
あと楽器もバイクもつくってるYAMAHAっていいなと思った。
手術台の上のミシンとこうもり傘の出会い並みのとりあわせじゃない?
楽器の方のYAMAHAに就職した人がいるって言ってたから「そうか楽器もプロダクトの人が作るのか…すごいなぁ」と言ったら、
なんでもプロダクトだから。と言っていてそれもすげえと思った。プロダクトデザイナーってじゃあ生きる神様じゃない。


追記
↑けど命だけはつくれない。

じゃあ命のあるものは神様がつくって、それ以外の物はプロダクトデザイナーがつくるってことか。
やっぱりすごいじゃん。

2009/04/22

あっおー

たまにいろんな人からひっきりなしに連絡が着たり、必要とされる日というのがある。
とてもしあわせ。
必要とされること以上のことができる人になりたい。まず自分のことをきちんとやりたい。
でも今気づいたけど、必要とされてすることを、自分のこととしてやればいいんだよな。
全部自分がすることは人のためでもあるし、また同じ分量だけ自分の人生のためでもあるもの。言葉にすると当たり前だけど。
最近”自制”ということの意味を知った。その大切さも。
こないだ友だちと討論した結果、自制心がないやつはモテない、という結論も出た。
うむ。


自分で自分の道を切り開いて、しかも最初の波にちゃんと乗れてる友だちがいて、その姿に嬉しくなる。
人生がすごく美しいものだと思える。自分に合った、かつ人のためになることをきちんとした目で選んだ人にはかならず大きな力が応援してくれるような気がする。
自分で歩ける、自分の足にしっくりくる道に立てた友だちが誇らしい。
しかもその道を選んでからの彼女は実はそんなに好きではなかった彼(!)と別れる準備をしたり、新しい恋が舞い込んできたりといろんな方面でイケイケみたいで、なんか、流れってすっごいなぁ〜と思う。
自分がうまくいく潮みたいなのってどっかに必ず存在するんだろうな。


尊敬する友だちたちが20年後に、今以上に愛してくれるような自分でいようとだけ思うなぁ。
ああ〜この熱をうまく使って前に行こう!

2009/04/20

タイトルをつけるのがへたなので常に混沌としている書類フォルダを見返していたら「知」というタイトルのテキストがあって、なんだそりゃと思って見たら


知恵はコート、知識はドレスのようなものだ


というまったく身に覚えのない、しかしちょうカッコいい言葉が記されていた。
あまりのダンディさに自分に腰が砕けた

バイQ

学生の分際でバイク便とかタクシーとか使うと、申し訳ありませんな気持ちになる。
必ずや社会に出て後世のお役に立ちますから…!と毎回思う。
しかしその一方でこの人だってこれが仕事なんだからとも思う。


最近のほっこり系がもてはやされる風潮は、一種のカウンターカルチャーなんじゃないかと思い始めた。
でもカルチャーっていうのはそれを牽引するヒーローとかカリスマがいて初めて名前が付けられて、歴史に刻まれるものなのだということに気づいた。
革命がなくなって久しい日本ですが、むしろ今のこの流れが、日々愛してる系(テキの友だちが命名)のカルチャーに見合った革命のされかたなのかも。ゆったり革命。

景気よく快楽が手に入らなくなってきて、スタイリッシュに疲れて、体がてざわりとか、てごたえとかを、毎日のひとつひとつのなかに欲しがったのかもね。



下の日記のねこちゃん写真、見る度になんかもやっとする。あれぜったいねこじゃなかった。
かわいいを装った何かだった。



シャワーを浴びるとき上を向いてると、波しぶきのあがる海の中を泳いでるような気持ちになる。

2009/04/19

後悔をしないための赤いスカート

涙じゃ何にも片付かない
焦らずに大きな答えを待つ
(MY LIFEより)

ってフィッシュマンズの佐藤君も言ってます。
だから。
べつに泣いてなかったけど、なぜか急にすごく「MY LIFE」の歌詞が耳からごくごくからだの中に入ってきた。


「奮い立ってるあなたのために
声を張り上げて唄うよ」


はじめて歌を聴いて”この人は掛け値なしにわたしのために唄ってくれている”と思った。

今読んでる高山なおみのエッセイに、フィッシュマンズの音楽と、佐藤君がよく出てくる。ファンだったみたい。

数年前に、新聞を読んでいたお父さんに、「フィッシュマンズっていうバンドのボーカルの人が交通事故で亡くなったらしいよ。知ってる?」と聞かれて、「名前だけ聞いたことある」といって階段を普通に上った。
フィッシュマンズってどんな音楽だろう?アナログフィッシュみたいなかんじかな?
としか思わなかったのに、今になって泣かされるなんて。
ぜんぜんアナログフィッシュみたいじゃなかったし。



今日散歩してたらとてつもなく撫でさせてくれるお猫様に会った。


ロックオン。

近づいたら練習したみたいな声で「ミャア〜オ」と鳴いて、塀から降りて、足下にすり寄ってきた。!!!
まぶしいっす
ああ…

猫ってこういういきものだっけ?

口元にピント。



10分くらい撫で回した後、じゃあねといって歩き出して、しばらくして振り返ったら、まだ最後の形のままで寝そべっていた。
もう一度振り返ったら、

見てるだけ。

次に振り返ったときには、もう人も猫もいなくなっていた。



ねこは太陽の温度を吸い込んであったかかった。
ちょっと手をとめて、離れるそぶりをするとばっと起き上がって「べつに飽きて寝てるわけじゃないよ?」って顔をするとこなんか、人間みたいだった。
中に人が入っていたのかな?



あーフィギアのエキシビションおもしろかった。
イギリスかっこよかった。

2009/04/16

君はシャイニング

i Tunes DJっておもしろいね。
いつでも 次何がくるのかな?!このわたしの少ない手持ちのなかで!とうっすら緊張しながらわくわくして聴ける。


気づかなかった、ちょっとまえのコメントをたてつづけに2つもみつけて、自分のなかの忘れていたドアを開けたらお宝がどっさり入っていたような気持ちです。ありがとう。
やっぱり人の温度を感じるものことがいちばんうれしいし、効き目があるね。


!!!!!
トクマルシューゴの直後に翔君の昭和セレクトのなかから激シブな曲が…!題名すらわからない。
ありなのかな。ありなきがしてきたよ。似た物すら感じ取ってしまいそうだよ。
このなんとなくで一筋縄じゃいかないあたりに人生の深みに通じることさえ感じます。

…しかもその後にThe sea and cakeです 夜はスリリング

2009/04/15

Fly me to the moon

木漏れ日は、プールの底に写る水面の揺れに似ているなぁと思った。空を見上げると、光が揺れて、口から漏れる息が泡になるようだった。
水の中の太陽。


さいきん消費が純粋にたのしめない。
消費したよりもっとおおくのことを生み出さなきゃ!と思って焦ってだばだばと家に帰る。
というかいい本とかいい服とかいいアイデアを見ると、「見てるより作りたい!もっといいやつを!」と思ってだばだばとする。

フーガ

診断 1

どちらかというと肌の色は黄いろいほうだ。 はい いいえ

よくスベる はい いいえ

見かけより、内面のほうに自信がある はい いいえ

高いところが好きだ はい いいえ

暑い地域で生まれた はい いいえ

仲間同士でつい集まってしまう はい いいえ

昔に比べて今の自分の方がやわらかくなったとおもう はい いいえ



診断 2

永作博美のような髪型だ はい いいえ

ベランダの窓全開で夜風を浴びながらビールを飲んだ はい いいえ

大島弓子と松浦弥太郎の本を一緒に買った はい いいえ

緑が目にしみた はい いいえ

パーマ液が首筋にしみてもじもじした はい いいえ

いいことを2つ思いついた はい いいえ

夕飯が麻婆豆腐だった はい いいえ

空豆を買おうと思ったらスーパーに売ってなかった はい いいえ

朝ご飯に、明太子スパゲッティを出来合いのソースをつかわずにつくった はい いいえ

人は美しいものをみただけでなぐさめられるということに気づいた はい いいえ

aikoと宇多田ヒカルとあゆの曲のなかでそれぞれトップ5を決めた はい いいえ

4か月ぶりに服を買った はい いいえ

靴下を六足いっぺんに買った はい いいえ

明日学校に行くのが楽しみだ はい いいえ

コルテオの”シャンデリア”の音楽が耳について離れない はい いいえ



診断1の結果
はいが7つの人→バナナに似てますね

はいが1〜6つの人→ちょっとバナナっぽいですね

はいが0の人→バナナが価値観の全てではありません


診断2の結果
はいが15この人→あなたは今日のわたしです。

はいが1〜14この人→わたしとあなたは別の人ですが、似たところがあります。素晴らしいことです。

はいが0この人→わたしはあなたのことがきっと好きです。

2009/04/14

盗んだ馬で走り出す

ひっさびさにすっげー

あ、あ、あったま に、煮立つんだなぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!もぉぉぉぉ〜〜〜〜!!!

となって、すっげーイライラしながらマックのポテト食べた(うまい)
あとタジン鍋で蒸した野菜と鶏肉食べた(まじでうまい。フランスの塩(?)をつけて食べる。)

タジン鍋の蒸し料理簡単すぎて(らしい)これだけあれば自炊生活勝ったも同然だと思う。ジリツの際は買おう。


明日髪ばっさり切る。そんで服も買う。もーおしゃれじゃない自分に飽きた

ご近所物語の実果子が、つらいことがあるたんびにピアス開けたり髪キテレツな色に染めたりしてテンションあげる気持ちがものすんごいよくわかる。夜。
髪切って染めてパーマかけて服買って眼鏡買ってヘソピぐらいしたい気分です。ヘソピはやりすぎだ。
メラメラと。


すっげーとか言ってごめんあそばせ


なんか幸せぶってんのとか平気ぶってんのとかもーイヤーーーーー!!!ぐれてやる!
バカなのは〜私ひとりだということは〜わかってる〜

みんなこういう気分の時どうしてるんだろう。私は寝ます。
友だちがpicasaにわたしのかわいいおもいでしゃしんをアップしていたので載せる。オアフです。幸せそうだな〜わたし…肉くってる…

今だって、もし未来からみれたらめっちゃしあわせそうなんだろうな。


自分を変える必要は、どんな時だってないと基本的に思う。
自分で変わりたい、と思ったら変わってもいいけど、あの人とうまくいかないから、とか人にこう思われてるだろうから…とか、人との摩擦を理由に変えるのはやめたほうがいいとおもう。
人間関係がうまくいかないときっていうのは、相手の出方に対してのこっちのアピールの仕方とかとか力の入れ方とかいい表現方法を知らないだけであって、自分の性格をくせ者の悪者にしたらだめだとおもう。
そうしそうなひとがいたらぜひしないでください。とわたしはおもう。
わたしはけっこうそれでこの2年間くらい苦しんだので(なんかうざい発言)、でも今けっこう変わってしまってから思うと当時の「変わらなきゃ」と必死だった私は最高にすてきだったので。変わった後だからいいところだけ覚えてて、言えるのかもしれないけど。
そのままの自分でいながらがんばることのほうがもしかしたらずっと大変かもしれないけど。
でも。向田邦子も同じようなこと言ってた。短所は長所とつながるものだから、自分のなかの嫌な性分と最後まで付き合ってゆこうときめたらしいよ。


なにがいいたいのか
わからなく なって  きた    よ



短所になって出てくるくらいアツい情熱を持った自分の特性は、意思ぐらいじゃ変えられない、ということです。
表面上はしばらく顔を出さなかったとしても、ココいちばんのところで何年ぶりかにそういう自分がずるずると出てきたりする。そしてびっくりする。なんとなくうれしい。かもよ。

2009/04/12

36度2分の気温

街を歩きながら、目に映る人ひとりひとりを
「まさにその人が、後に私の人生の師匠となる人物だった」
となる想像をしながら歩くと、どんなおばさんでもおじさんでも冴えないお姉さんでも、底知れぬ魅力を持っているような気がしてきて楽しい

そしてどんな人でもみんな、私にできないことができる人なんだなということに遅まきながら気づく。


大好きな夏が来るなぁ。
HIFANA聞いたり宇多田ヒカルのDistance聞いたり。

今が未来だ

 自然が休養をする、とわたしたちは言う。そのじつ、自然は死にものぐるいで突貫しているのだ。ただ、自然は、店を閉めて鎧戸をおろしただけなのだ。しかし、そのなかでは、新たに仕入れた商品の荷をほどいて、抽斗ははちきれそうにいっぱいになっている。これこそほんとうの春だ。今のうちに支度をしておかないと、春になっても支度はできない。未来は私たちの前にあるのではなく、もうここにあるのだ。未来は芽の姿で、わたしたちといっしょにいる。いま、わたしたちといっしょにいないものは、将来もいない。芽が私たちに見えないのは、土の下にあるからだ。未来がわたしたちに見えないのは、いっしょにいるからだ。

(カレル・チャペック 園芸家12か月「11月の園芸家」より抜粋)

下↓の日記と一緒に載せようと思ってたんだけど、長かったので削った文章。やっぱり載せる。
下の日記の文章の、直前にくる文章です↑
今のわたしたちの現状も、こういうことだとおもうんですよ。
来年の春にほんとうの春を迎えるための秋なのだ。人生的な意味で。
どんなことにも言えると思う。今が未来だし、人生はおもっているよりも短い。
時間は無限にはない。わたしも最近気づいたけど、だから意外とやりたくないことやってる時間はなくて、ほんとうにやりたいことだけやって十分なくらいの長さだと思う。まじで。

2009/04/11

Now is the future

 カレル・チャペック/園芸家12か月 「11月の園芸家」より以下抜粋


 ときどきわたしたちは、水気のなくなった、いろんな過去の思い出につつまれて、すえた匂いをはなっているように思われることがある。わたしたちが現在と呼ぶ古い作り土のなかに、どんなにたくさんの太った白い芽がぐんぐん伸びているか、どんなにたくさんの種がこっそり芽を吹き、どんなにたくさんの古い挿木苗が、いつかはかがやかしい生命に燃え上がる一つの芽となって、生きているか、もしわたしたちがそれを見ることができたとしたら、秘められた将来の繁栄をわたしたちのなかにながめることができたとしたら、おそらくわたしたちは言うだろう。—————おれたちのさびしさや、おれたちのうたがいなんてものは、まったくナンセンスだ。いちばん肝心なのは生きた人間であるということ、つまり育つ人間であるということだ、と。




今日の午後、ベランダのドアを開けて、風が入ってくるのをほっぺたで感じながら天井にカーテンが揺れるごとにいろんな色が反射して踊るのを眺めて、
「いつだって成長していたいな。うじうじしてるひまがあったら、その間にどんどん楽しい方に、前に進むのを、死ぬまでやめたくないな。」と考えていたので、その帰り道に読んだ上の文章がしみじみ染み入った。

今は幸田文の「木」という本を読んでる。
草木つづきの読書に、私の小さな林もどんどん豊かになっていくようです。

2009/04/10

撮りたいのは『大事なもの』。知りたいのは『本当の気持ち』(若木信吾)

こないだ村上隆を初めて生で見た。
あの人がなにかに笑ったりおもしろがったりすると、ぞくっとするほど嬉しいと思った。


生きている人の強さについて最近すごくよく考える。
目に見えない物の大きさも。



ところでSPECIAL OTHERSの新譜に「Potato」という曲があるんですが、いちばん最初に聞いた時、人の家でベッドにねっころがっていて題名も何も知らずに聞いていたら、いきなりマクドナルドのポテトが揚げ終わったアラーム音(テレテッテレテッテレテッってやつ)とそっくりなコードのイントロが流れてきて、びっくりして「マクドナルドに行き過ぎて知らず知らずのうちに深層心理に刻み込まれてこうして作品にまで現れちゃったのか…?!恐るべし!マック!」とひとりでびびってたら、「Potato」ってふつうに確信犯的音楽でした。よかった。けど聞いてるとポテトに四方を取り囲まれてるような気分になってウワァアアってなる

2009/04/06

プッチンプリンて名前にしちゃうのも天才的だな

ちなみに今日は、夕方友だちと少し会って展示の打ち合わせをして、帰ってきてすきやきを食べた。
あと、ひさしぶりにプリンをお皿にプッチンして食べた。
プッチンすると、しないときとは味は厳密に思い出してみると全く一緒なんだけど、目が楽しいのでなんとなく幸せ度が増して食べられる。

スーツを着たことがない絵描きはいっぱいいる気がするな

トップ絵を変えてみた。
これをアニメーションにしたかったんだけど、こういう小さい思いつきは、イラストだとさっと表現できて楽しい。


就職活動でいちばんいやなのは、あのわけのわからないスーツを着ることです。
相手の目にきちんと映る自分、フォーマルな印象を与えるのは大切だと思うんだけど、いまいちなスーツと靴と鞄でちょっとテンション下がった私はたぶんそんなに魅力的に見えない気がする。
だだこねててもしょうがないんだけどさ。
どこにいようとどんな恰好をさせられようとも最大限の自分を発揮できる格調高い人になる訓練なのだと思ってがんばるしかありません。
自分がしたくないことをしてるときとか、来たくない物を着てるときって自分の人生の時間にカウントされないからもったいないよね。
気持ちの持ちようです。


みんなが言う個性というのは大抵が単なる手癖であって、本来恥ずべき物だと誰かえらい人が言っていたのを読んで、あーそうかもね、と思ったのですが、私の手癖は私が”まぁまぁ好き”くらいに思っている路線に自然になってしまう。ので、いつも自分が描いた物を見てびっくりする。
手で書くと、余計そうなって、ええ〜と思う。なんか思ってるよりすごくあっさりする。
絵を本気で描く人は、ここから自分の理想に少しでも近づくように研磨してゆくんだね。
最近”絵かけない”と言わないことにしました。べつに下手なだけであって手があるんだから描けるんだよね。
そういうふうになにかから逃げるのってもったいなかったなぁと思った。
自分が傷つくことを怖がらないで、自分の心が向かう方に動いたら、絶対素敵なことが待ってると信じてる。

2009/04/03

ブドウ色の空

”ワイン”と聞くより、”ぶどう酒”と聞いた方が断然おいしそうに思うのは私だけなのだろうか。
本で”パンとぶどう酒”とか書かれているといいいなぁ、飲んでみたいなぁと思うんだけれど、それがワインのことだと思うと別に何とも思わなくなってしまう。
でもお店で”ぶどう酒を”とか言ったらばかかと思われるだけなのでがまんして”赤ワインを”って言いながら、脳内で”これはぶどう酒なのだぞ”と一生懸命変換する。という場面を想像してみた。
なぜこんな時間にそんな詳細な想像をしなきゃいけないのかはよくわからない。
今読んでる本にぶどう酒がよくでてくるからです。

とにかく、自分の世界のイメージは大事にするべきだと思う。

雑記

こないだスプリングピクニックパーティ(花見)の後にお酒飲んでその後さらに終電前にお茶してたときに、「牧師の嫁になったら」という話をしたのを今思い出して思い出し笑いした。
ちなみに私は牧師の嫁にはあまり向いていないという結論になった。



”マンゴー通り、ときどきさよなら”という本を今読み終わったんだけど、想像より全然子ども向けの本だった。題名の良さとあらすじに血が騒ぐほど届くのを楽しみにしていたので、拍子抜けしました。しかし空気感がいい。

2009/03/31

泣くのはいやだ 笑っちゃおう 進め!

今日の朝5時ごろ、朝一番の便で郵便やさんに届けてもらおうと封筒を持ってチャリにのって漕ぎ出そうとしたらヒールの靴(最大の敗因)が脱げ、朝もやけぶる住宅街でガッシャーンとチャリごと転倒して手から血が出ました。いたい。
仕方なく家に戻って砂の入った傷口洗いながら、「こんなに痛くて泣かないの偉いよ」とハードルをかなり下げて自分を誉めたりしてやりきれなさをまぎらわしました。

でもそんなことしてる暇ないのでばんそうこう貼ってもういちど郵便局に向かう私。今度は打って変わって足袋のようなスニーカーで。
サドルは皮がはげてなかの白いのが見えてるし、漕ぐとからから音がするのでやばいなとは思いながら、気持ちゆっくり目でだましだまし漕いでいきました。そしたらふと途中でブレーキ壊れてることに気付いた。ヒヤっ

なんとかたどり着いたら郵便局の人に、「今ちょうどトラックきてますからこれも乗せて来ますね!今乗せれば今日中には必ず着きますので!」とさわやかに言われ、ダッシュで奥に走っていく係の人を見ながらありがたさと共に、「都内なら朝いちの便で速達で出せばその日につくのか・・・」と、今後ますますいろんな締め切りを先伸ばしにする情報を得てしまい、同時に焦って転んで傷まで作った自分の愚かしさに遠い目になりました。


始発に乗って帰ってきた風の、他人も自分もどうでもいい早く帰ってベッドに入りたいというかんじで駅からの道を歩く人ですら、私のカラカラいう自転車が通ると二度見した。



突然ですが春休みに読んだ本の中で一番愉快だった本のコーナー

カレル・チャペック ”園芸家12ヶ月”

チェコの小説家、チャペックは大の園芸好きだったらしく、園芸家としての1年間の仕事ぶりを月ごとに述べ立てた一冊。
今まさに読んでるんですけど、難しいこといわないで純粋に面白いな~と感じた久しぶりの本。
いつも読書は考え事の種まき作業みたいな感じですることが多いのですが、この本はチャペックの園芸熱の中に飛び込んで、始終目が笑いながら読むことが出来てとっても楽しい。
本の構成も「1月の園芸家」「2月の園芸家」「3月の園芸家」とシンプルでとてもいい。
こういう本書きたいな。”散歩家12ヶ月”とか

2009/03/30

栗とリンゴジュース(秋だね)

イラレが二度にわたって保存中に強制終了され、仏の顔は三度までらしいですがイラレに対してそんなに寛容でいるいわれもないし、
買ったばっかしのプリンタとの相性もなんかわるくていっつもにじんだりこすれたりするので、これはもうパソコンのせいにしてパソコン買い替えることにした。ついでにイラレも。
明日。
でもパソコン何買えばいいのかわからない。
いまPowerBookのG4(ぱわーぶっくって打って変換したら一発で←って変換されて逆にひいた。他の変換感度は最悪なくせに!)を使ってるのですが、デスクトップを買いたい。
マックでもウィンドウズでもどっちでもいい。
いま遺跡並みに古いウィンドウズのデスクトップがあるのですが、完全にiTunesを再生する機械に成り下がってる。
誰か詳しい人おすすめとかあったら教えて!誰が詳しいのかもわからない!



天津甘栗の皮をむいてる間は、どんな状況でも幸せな気持ちになると思うな。
困ったことに眠いぞ。

2009/03/29

キス アンド クライ

フィギアスケートを見ると、絶対必ず涙目になってしまう。気を抜くと溢れる。
そして見る度に勇気をもらう。
「わたしにはこれしかないから」と言い切って、そのことで逃げずに勝負する女の子は、なんて素敵なんだろう。
リンクの上で6人くらいがいっせいにウォーミングアップで滑ってるのを見たら、もう絶対妖精っていたんだろうな、と思う。
というかスケートをやってる女の子は、前世妖精だったんだと思う。
ひとりひとり個性がある妖精。

フィギアってその選手の雰囲気と、曲と、衣装と、演技の全部がディレクションされてるのが見ててわくわくする。
ますます妖精みを帯びてる。
ロシアの元気な16歳の女の子が、赤い衣装でぴょんぴょん踊るみたいに、すっごい笑顔で踊ってるのとか見たら、真っ赤な花が枝を燃やすように咲いている木のそばの湖で、ぎらぎらした暑い日の光の中、目の強い妖精がダンスしてるのとか想像した。
真央ちゃんは「月の光」で衣装も青で、柔らかいやさしい妖精が夜に踊ってるみたいだったね。
でも安藤美姫がいちばん感動した。
「今日のあの子ったら、全く素敵じゃないの」って湖の周りの木の枝にすわった他の妖精たちが噂するようでした。


女の子の名前で姫って名前に入ってるのいいなぁ。
夏生まれの友だちが「夏姫」でなつきっていうんだけど、すごく高貴な感じがするよね。まあ実際のその友だちは小学生の時シャズナの顔がプリントされたTシャツ着ててつい最近まで「シンガーソングライターになりたい」とか言っていたんだけどね。


あと今日よく流れてたけどいまのアジエンスのCMすごく好き
真央ちゃんのやつも、花が画面一杯に出るやつも。
元気が出たり勇気がわくCMはすばらしいね。



そして選手が演技の後に点数の発表を聞く部屋の名前が「Kiss&Cry」だというのに感激してた。
誰が言い出したか知らないけど名前つける天才だろ。
まぁでも言ってみれば世界中どこでもKiss&Cryですけどね。

そして終電で宇多田ヒカルを聞きながら帰った。

まぁいっいんじゃっなーいキスアンドクラーアーアーアーイ !

2009/03/24

たとえ話

人生はロッククライミングのようなもので、興味のあることや、気になるものがたくさんあったらそれはひとつひとつがでっぱって取っ掛かりのようなものになって、登ることがぐんと易くなるんだろう。
なんにも好きなことや得意なことが見つからない人生はつるっつるの壁みたいで、登るのがきっとすごくタイヘンだろう。

友達に本をオススメしたら、それを読んでから、雑誌とかでその人の文章を見かけるとつい読んじゃうよ、と言ってくれて、そういうとっかかりを提供できたのが嬉しいなぁと思ったので。

2009/03/23

後に続けー さっ どっこまでも♪(ロストボーイズのテーマより)

沼田元氣の「水玉の幻想」という超かっこいい本を買った。

「水の一滴から宇宙を見る絵本」

真ん中の白い丸のところは、実際には表紙から背表紙まで貫通して穴があいてるの。
しかもこれには写ってないけど、帯が水木しげるの絵なの。(たぶん”水”木しげるだから?)
そして裏表紙の帯には、「永遠が見える2,980円!」と書いてある。何も言えない。
中は水玉に関する古今東西の名言(と思いきや全然水玉関係ない”うまくいかなかったおかげで、すべてがうまくいく (みつお)” とかも普通に混じってる)と、写真や、写真のコラージュで構成されてる”絵本”らしい。
中の作品と構成がむちゃくちゃかっこよすぎて、いままで名前は知ってたけど沼田元氣って何者?と思って調べてみたら、芸術家らしいんだけど、アンディ・ウォーホルに師事していたらしい。
そして出てきた他の作品と、プロフィールがやばい


〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(以下引用)
ヌマゲンのマスターピース。

薔薇色の少女時間がつまったビジュアル文芸書。沼田元氣氏が今まで試みてきた「ポエムグラフィ(散文詩+写真)」のベスト版。モデルには、浅野忠信、清水 ゆみ、英玲奈、美香・クレア、福田明子、安藤盟、瑠根子、成松阿留奈、鈴木さらさほか……マル秘ゲストも多数登場。ロケ地、ファッション、小道具まで、ヌ マゲン・ワールド百花繚乱!  
散歩好き、雑貨好き、デザイン好き、アート好き、文学少年少女にもおすすめの一冊です。
巻末にロケ地一覧掲載。

「ポエムグラフィ」という日本語はありません。
「poemgraphy 」という英語もありません。
でも、その表現はあります。
ぼくがその表現手段の実践者となるべく
そんな言葉を作り作品にしてみました。
どうかお楽しみ下さい。
でもこれはぼくの特許でもオリジナルでもありません。
皆がマネして、詩を写真で描いたり、
ヴィジュアルを詩にして詠んだりして、
そんな方法や表現によって
面白い世界を作り出せればいいなと思います。
いつか、ポエムグラフィという表現がひとりだちして、
たくさんの作品がうまれゝばいいなァと思います。
たくさんの若いポエマーやフォト&デザイングラファーが、
楽しく和合合体して、
ポエムグラファ-が生まれることを望んでやみません。
(著者より)

内容(「BOOK」データベースより)
あこがれとうっとりがつまってる。薔薇色の少女時間の文芸絵本。詩を写真で描いたり、ヴィジュアルを詩にして詠んだり。詩と写真のポエムグラフィ。

(以上)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

何者?ってかんじじゃない?
これだけ見るときれいめな保守的なアーティストかとも思うけど、デビュー作が”盆栽小僧のパフォーマンス”で、アンディ・ウォーホルに気に入られたきっかけが”盆栽ファッション”だからね。
なんだか知れば知るほど遠ざかります。
でもすごく欲しい。ほほえみ。
”散歩好き、雑貨好き、デザイン好き、アート好き、文学少年少女にもおすすめの一冊です。”とか頭悪そうすぎて吐きそうな文章だけど、この人が言うこの言葉は、なんだか宗教のようにすら感じます。

この人のテンションが謎すぎて狂人的すぎて、言葉じゃ説明できないんだけど、水玉の幻想にもいたるところに狂ってるポイントがあって、是非みんなに見てほしい本です。
細かいところを抜きにしても、本当にかっこいい作品を作る人です。あたりまえか。でも初めてちゃんとこの人に触れました。



ていうかポエムグラフィにやられた。本や、自分の書いた文章をビジュアルにしようとしたり、逆にビジュアルだけの詩集とかが作りたくて、そういうものがあってもいいじゃないかと思ってたけど、ここにもういました。いいなぁ。やりたいなぁ。ポエムグラフィ。後に続け。



本当になんだかこの人に対しては”カッコいい”とかしか言えない。詩には詩で対抗できない。沈黙しか勝てない。
非常に気になる人です。

2009/03/20

夜の合言葉

夜の庭をぐるぐると歩き回った。
風が希望に満ちていて、夜が親密で、生き物として自立できそうな夜。星の下で眠るコヨーテの気持ちが身近に感じられるような。
トクマルシューゴの音楽とか、ミナペルホネンのテキスタイルとかが似合う気分だなぁ。
風通しがいいかんじ

ベランダに続くドアを全開にして一日中いられるというのは素晴らしいなぁ。
花びらを持って、風がノックもせずに部屋に踊りこんだ


最近暖かいせいでここ何日か、夕方に一瞬真っ青になる時間帯があったけれど、(これは夏が近い証拠だと思っている)その時間帯の散歩が好き。
全ての色彩が水色の色眼鏡をかけたように青く透き通って見えて、空はピンクとブルーのグラデーションで、風がとても強かった。

ひとつの命としての価値は同じなのだから、一本の樹のように、一粒の星の光のように、気高くてあたたかい、懐の深い生き物でありたいと思う。
それくらい寛大で、偉大な存在に。一般的に言う成功とかとは、またぜんぜん違う話だと思う。
大きな木にもたれるように、人が私といる時に安心してくれたら、と思う。
星の瞬きを見るように、何故だか励まされて、全ての悩みがありふれたもののように思える存在であれたら、と思う。
おこがましいかもしれないけれど、いきものとしての志はどれほど高くても高すぎることはないと思う。

2009/03/18

縞ふくろう

このあいだまでワタリウムで展示をやっていた島袋さんのその展示についてのコメントで、わたしが二日くらい前に書いた日記と通じることをおっしゃっていたのでご紹介します


日本って、外国人からみたら単一民族で、一見ギャップがないように見えると思いますが、実はいっぱいギャップがあって、少し世代が違ったり、少しやってる ことが違ったら、ほどんどコミュニケーションがないと思うのです。関わる術がない。だから、東京で、違う世代間や分野の間に橋をかけるというのはやらな きゃいけないし、それが僕の美術の仕事のひとつです。ゴルフの作品のところでも話しましたが、アーティストの仕事というのは、遠くと遠くの、今まで誰も結 んでなかったところを結ぶ、橋をかけていくということがあると思います。


島袋トーク
全文こちらで
アートというもののあり方の考えにとても共感。是非ご一読あれ



あんなに無理のない展示を見たのはいつぶりだろう?ってくらい、見る気持ちに全く無理のない空間だった。
そこにあるものを純粋にうけとめる素直さみたいなものが、あの会場では全開にさせられた。
それをさせてくれたのは、島袋さんの作品からにじみ出る人徳なんだろうなぁ。
「象のいる星」を眺めているときの情景なんか、もうすでに綺麗な思い出のようになっている。
なんとなく、なんだか、いいものを見たなぁって、記憶の中でも大切なもの入れにしまってある感じ。

持って行け泥棒

まるで夏みたいな夕暮れでしたね。
なんて心地がいいんだろう。
最近庭にいる時間が長い。

2009/03/17

長い日記

あまりにいい天気だったので散歩に出た。
今日は朝からお風呂を洗って洗濯物を干して洗い物をして、こう字面にするとまったくもって普通の日常ですが、優秀なお母さんを持つ私にとってはいろいろ家事をしたほうだったので、いろいろやらなきゃいけないことはあるけどパソコンの中には天気なんてないし、日が暮れてからやっても一緒だと思ってちょっとだけ外に出た。

こんなに純粋に、何かから逃げるようにするのではない散歩はどれくらいぶりだろうと思った。
ただただ天気のいいのが気持ちよくて、背の高いモクレンを見上げて、椿の花にたっぷりと当たる日の光に目を細めて、ストールをはおるだけでひらひらと気持ちよく歩ける暖かさにうっとりとして、どこまでも歩いた。
何も買わなくても、途中でお茶をしなくても、ただ、このきれいな日を歩いていたいと思いながらいつもは通らない道を通った。

世の中には、求めないでいるとより多くのことが得られることがたくさんあるように思う。
今日もそんな日で、いつも行く古本屋さんのたった2軒先に、かわいらしいお店があるのを見つけた。
新しくできたお店かな?と思って入ると、どんぐりみたいな帽子をかぶった、かわいらしい女の人が挨拶をしてくれた。
1年半くらい前からあるらしい。全然気づかなかった。週に1度はかならず古本屋に行くのに。
そのお店は南米やアジアで実際に使われている日用品を扱っているお店で、「機能は劣るかもしれないけれど、忙しい世の中に少しでもやさしいものを取り入れられたらと思って」と、目をまん丸くしながらお店の人は話してくれた。
フリーダカーロの顔の周りが全部スパンコールでふちどられている大きいワッペンがすごくほしかったけれど、高かったので諦める。給付金をもらったら買うかもしれない。
けれど春だから、薄いピンクのハンカチを買った。花の刺繍がしてあって、その花の名前を聞いたけれどもう忘れてしまった。これお母さんにあげようかな、それともだれかにプレゼントしようかな、と思いながら、でも多分自分で使っちゃう。

他にもメキシコの青いホーローのスプーンやら、いろいろ素敵なものがあったんだけれど、中でもいちばん良かったのは「カンガ」という東アフリカの民族布でした。
最近赤ちゃんのおくるみにつかってる若いお母さんとかをよく見るけどああいう大きい布で、スカートにしたり首に巻いたり、何にでも使えちゃいそうな布。
そしてその布がすばらしい最大の特徴は、布いちまいいちまいにメッセージが込められているということ。
調べてみたら「カンガセイイング」というらしいんだけど、(以下参照)



カンガセイイングには、昔からのスワヒリのことわざや、人生の教訓、愛のメッセージなどいろいろな言葉があります。 女性たちは、自分の気持ちや考えをとくに主張したいとき、その気持ちにぴったりのカンガセイイングの書かれたカンガを着て、さりげなく自己主張します。 カンガを腰に巻くと、ちょうどカンガセイイングの部分が足首の後ろにくるため、他人は後ろからその文字を読むことができるというわけです。 現地では、カンガのデザインよりもカンガセイイングの意味の方が、カンガを選ぶときの大きな基準になっています。


どう素敵でしょう?

そして発展途上国の、まだ女性の地位が高くなくて、自由に発言することを許されない国では、女の人たちはキルトや刺繍をするときに、密かに自分の想いをそこに込めて針仕事をして、出来上がった作品は、一つのメッセージになっているという話を思い出した。どこの国でも同じように、誰もが自分の持ち場で精一杯、なにかを言おうとするんだなぁと思った。

わたしがいいな、と思った青と白と黒でバナナのデザインがされている布は、「美徳は廃れない」という言葉がついていた。
あと同じ色合いで、ふちにプラムのような果物がぐるっとデザインされていて、真ん中になぜかラッパが描かれている、すごく欲しいな〜と思ったのには、「あなたが何を言っても、私を動かすことはできない」だった。

これを教えてもらった時、私は絶対、もう言葉抜きでデザインだけじゃこの布を選べないと思ったんだけれど、帰って調べてみたら上の引用文のように、現地ではデザインより意味の方が選ぶ基準になっていると知って、やっぱり、と嬉しくなった。
自分が主張したくないことは、どんなに素敵な色形のものでもまとえないもの。
と同時に、見ただけじゃ何とも思わなかった布に、見透かされたような言葉がついているとどうしても自分のものにしたくなったりした。
素敵だなぁ、あれ。いつか絶対買いたいです。給付金が入ったら。

そのお店の名前はモチレロ
是非行ってみて。やさしいお店の人に和む



そう思ったらさぁ、目を閉じて考え事してないで、目をちゃんと開いて、生きなくちゃ。


白い建物をバックに、木から花が咲いているのか花から木が生えているのかわからないくらいたわわに大きな花をらんらんと咲かせているモクレンの木を見つけた。


帰ってからおにぎりをつくって食べて、いろいろして、お母さんが帰ってくると夕飯の支度を一緒にした。
今日はハンバーグだったんです
最近夕飯はお母さんと一緒に作ります。自分で作ったご飯はなぜか残せません。意地かな。

ハンバーg

この間お父さんがゴルフクラブを持ってきて、
「このカーブしたところにまっすぐな線が引きたいんだけど、普通の定規だとフィットしないからなんかデザイン科ならではのグッドなアイテムはない?」
とか言ってきたから、なんじゃそらと思って
「少し厚い紙をカーブに沿って当てれば、定規代わりになるんじゃない?」
とやってみせたら、
「なるほど!」といって、「デザイン科って頭はいいけど原始的だね!」と感想を述べて去っていきました。


前も書いたと思うけど、異業種に対して、私たちは多くのことを期待しすぎるというか、自分の見地じゃおよばない、はかりしれない知識やら技やらがあると、相手に対して多くを見積もることが多いような気がする。
だからデザイン科って言うと、すごいね!とか、なんかマックとかなんとかとか色んなものを駆使して、すごいものをつくるって思われてるのかもしれない。
けど、そういうものを相手のいないところで駆使してなんかすごい解決策を提示するだけじゃなくて、解決のヒントを教えてあげるられることが、相手にとっていちばんいいことじゃないかと思う。
途上国に一回井戸を掘りに行って満足して帰ってくるより、現地の人にみっちり井戸の掘り方、管理の仕方を教えてあげることの方が、はるかに発展性と将来性がある。
そういうかんじで。
「なんだそういうことか!」みたいな、「それでいいんだ!」って、相手を少し楽にさせる目線を提示することが、デザイナーにはできることだと思うから。

なんかそういうことを考えました。


しかし頭がいいけど原始的って褒め言葉だよね。

2009/03/15

気持ちのいい作品に不可欠なのは、「自信」じゃないかと思う。
同じ人が作ったものでも、どうしてこうも気持ちの起伏で良さが変わるのかしら。と思ったので



昨日「おくりびと」を見てきました。死ぬ時はわたしも大切に扱われたいなぁと思った。
大切にされる実感って、ふだん、生きてる私たちでさえわかることが、死んだ人にわからないはずないと思うんだ。




今日はいい日だったなぁ。素敵な日だった。発見は人生の醍醐味だね。
悲しい記憶は、いつか楽しい記憶で塗り替えられるということを今日ふと知った。ありがとう

カプチーノ




友だちのブログで思い出して最近ハマってる
歌詞が切ないじゃない

2009/03/13

好きなことを隠さない人が好きだけどちょっと憎たらしい

やばー人生がめちゃくちゃ楽しみになってきた
一晩でこの違い。友だちよありがとう


原美術館と、ART&CRAFTS展いってきた。
ウィリアム・モリスの肩書きは「デザイナー・思想家・詩人」なんだけど、本当にその肩書きそのままほしい。
でも自分の世界観や思想を世の中に提示していこうと思ったら、デザインだって必要だし、言葉だって必要だし、音楽だって、空間だって、必要なんだよね…
職種にとらわれないで、「必要なときに必要なことをする」ってのができたらいいなぁ。そうなりたいなぁ。
前から思ってたんだけど、世の中のたいていのすれ違いは異業種とか、異分野での価値観の違いが原因のことが多いと思う。
他の国はどうか知らないけど、日本だと政治のことは政治家が語るし、いわゆる”専門家”が全部話すよね。でも、
魚屋さんが世界情勢を語る、とかでも全然いいと思うんだよなぁ。

色んな業種をまたいだ人がいろんなところに点在して、人と人とを結んでくれたらものすごくありがたいとおもう


自分の思想を軸にして、あらゆる人と手を結んでいけたらいいなぁ。



見にきている人のほとんどが中年の主婦の人たちで、9割がベージュかグレーか黒の服を着ていて、なにかをいいと思うなら、まず自分がそれの体現者であるべきであるなぁと思った。本当に小娘の分際で申し訳ないけれど。でもすごくおしゃれで目のキラキラした小さなお婆さんがいて、ため息をつきながらティーセットを見ているのとかは、すごく胸がすっとした。

最後のミュージアムショップでは、クッションだとかエプロンだとかランチョンマットだとかジャムだとかにさっきまで見ていた過去の美しい文様がプリントされている見事に客層を読んだグッズがたくさん売られていて、それもうーん、、、と思った。
美しいものを愛して、身の回りに置くのは本当に素晴らしい精神だと思うんだけど、その気分に乗じてお金儲けをするのはいかがなものかな…と思ったりもした。
もしそこで売るんだったら、質の高いものを、でも主婦たちが納得する値段で、現代の気分と情勢をふまえたうえで置いてほしいなぁと思った。
日本でものを売りたいと思ったら、あんなに安っぽく大量に並べるしかないのかしら?
そんなこと、ないとおもうんだけどなぁ。



最近「知恵」というのは、何かが上手くいかないときに、それをなんとかして上手くいかせるように工夫することだということに気がついた。
ただたんに古い香水を洗濯機に入れたり、新聞紙で窓を拭くといった、もう知っている知識を実践することではないということ。自分で生み出すべきだということ。
そしてその工夫の結果、汎用性のある事柄に気づいたら、それが「アイデア」になるんじゃないかなぁ。




原美術館ははじめていったけど、なんだかチルアウトな場所ですね。すごくいいね。
都会は忙しいけど、こういう場所もあるからいいよね。と思えた。




渋谷のガレット屋さんは夢の味がした。



さぁ、現実を味わわなくっちゃ。


柘榴(ざくろ)
という言葉の、字面と、響きと、色の組み合わせがこの上なく高貴で綺麗だと思う。

ファンデリア
の語感も死ぬほど好き。やさしいし、透き通ってて、弱々しいけどすごく強い。花が溢れるように咲いて、発光しているよう。

2009/03/12

目について

自分の顔をじっと鏡で見つめてみた。
記憶力がいいことの悲しさは、同じ鏡に映した同じ自分に、かつて感じた目の輝きを見いだせなくなった時に初めて知った。
左の目が、右の目よりも少し小さいことに初めて気づいた。
「自分がいいと思ったことを信じればいいんだよ」
と左の目にささやいて、私は鏡から離れた。
鏡の中の私は後ろを向いて、そのまま眼鏡をとりに洗面所へと向かった。



「自分のやらなきゃいけないことをわかっている女の子の目は輝いている」
ということを、数年前のooiooのライブで悟ったのですが、本当にそうだと思う。

2009/03/11

友だちのブログで紹介されてた、すごくいいストップモーションの作品。まず題名がいい




サビの音楽が、
上から光が差し込む深い穴の底で、丸く日に照らされた底にはあおあおとした苔が美しく生えていて、そこで光が踊っているかのよう。
誰も見たことのない場所が抱えるさびしさと自由さ。

オレンジの光の輪を腕に抱えているような気持ち。
光はどんな手触りなんだろう。
空気のようにふわふわと感触はきわめて薄いけれど、薄荷あめのようにすうっとからだの中につんとした緑色の風が通り過ぎるようかしら

夏のヒトデにぶら下がって 上から花火を見下ろして

大学受験のときは、何も失うものはないと思ってた。
絵に対するプライドも全くなかったし、守らなきゃいけないものは自分の誇りと芯だけで、それすらも壊されるものならいくらでも壊してもらってぐんぐん伸びたいと思ってた。
だからすごくどん欲だったし、勘を働かせて飲み込みも早かったように思う。

けどいまは、大切なものがいっぱいできた。
よくも悪くも抱えているものが多くて、でもその中で「どうしようコレ…」って座り込んで途方に暮れているんじゃなくてこれからはそのなかで絶対捨てられないものだけつかんで、一生捨てない覚悟で、今後のことは全てやっていこうと思った。
なくしてしまうことを恐れて全てに足踏みするんじゃなくて、絶対になくさないって自分で決めることからスタートしようと思う。


覚悟ってやつね。

でも守りたいものができたことは、幸せと思う。


いるかにさわった。すべすべしていたよ。
白いるかにもさわった。ふつうのいるかよりもやわらかかった。
でも性格は、いるかのほうがやさしいようだった。
さめは、やっぱり鮫肌だった。
らっこには歯がはえていた。
黄色のヒトデがいっぱいいる水槽に雨が降って、まるで夜空が落ちてきたかと思いました。



文学ゼミどうしてもとりたいなぁ。お願いしにいこう。

2009/03/09

ゆゆ ☜2匹の魚のようにも見える


悶々とした一週間を過ごしておりましたら、神様が人間を通してお告げをくださったような話を聞くことができた。
なぜか話の筋には全然関係ないのに、なぜかいまの私の心にぴったり沿う話題ばかりを突然始めたりしてくださった。
1時間で6冊分の本以上のことを得た。
自分がしたことは、どんなささいなことでも必ず何かに結びついていくんだということをしみじみと感じた。頑張ったら頑張った分だけ、意外な形で自分に帰ってくる。
でも、じゃあわたしが涙を流すと、それを受けた世界でいったい何が起こるんだろう?とふと思った。


その人に敬意を表して、あしたはひらめを見に水族館に行きます。
一緒に行く人の「ひらめって魚屋にいるんじゃない?」という提案に衝撃を受けた。
たしかに…!神聖化しすぎていて忘れていた。おいしいもんね。


シ〜パ〜ラダ〜イス♬
結構前に藤井隆が唄ってたよね。

2009/03/07

ゆゆ ☜猫の目のように見える

友だちが日記に書いてて知った小林聡美.jp の小林DICTIONARY…!

http://kobayashisatomi.jp/index.html
サイトのポップさにも注目

小林DICTIONARYに入って、右上のサイトマップで見たいのだけ選ぶこともできるので、「視力」だけでもぜひみてください。めちゃ笑った
あと「ロックンロール」と「雨」もおすすめ
いちばん最近のから、後ろ歩きするように繰り上がってみてるのでまだ「あいさつ」までしかみてないのでこれからわくわくしながら見ます。
こんなに「こんなに自分を夢中にさせるものがあるなんて…!一生読み終わりたくない!助けて!」という気分は、暮らしの手帖の”すてきなあなたに”の単行本を読んでいた時以来です。
すぐ次見ちゃうのがもったいなくてしばらく下の小さい絵とか見て想像力とかをあそばせてにやにやしてからじゃないと次ぎにいけない。もったいなくて。
いったい何がもったいないのかはよくわからない。このわくわくした気持ちですね。


彼女を見ると、自分の平凡な名字に非常に希望が持てます。

ああ恥ずかしい

今日スタバで可愛い赤ちゃんとアイコンタクトをとりながら思ったこと


自分の子どもより美しい詩はきっとこの世にないだろう





そして
幼児が”いないいないばあ”で喜ぶのは、『自分の視界から消えたものが変わらずそこに存在し続けるという認識がないから』なんだって。
ということを思い出した



なんだか最近日記で言いたいことの2割も言えないです
毎日素晴らしいことがもちろんあるんだけれど、毎日文章にするんだけど、でもその根底に割り切れなさとかいたたまれなさとかさびしさとかが流れているからなんだか人に読ませる気になれなくて、かさかさと書類フォルダにしまい込まれてしまう。

私は明るいことだけ言っていたいと思っていて、けど暗いことを言っていてもなぐさめられたり、なぜかふとやさしい気持ちになったりするものがあるのはなぜだろうと思っていて、逆に底抜けに幸せな話でもふとなんとなく胸が暗くなるようなものがあるのはなぜだろうとずっと思っていて、私の中でそれはかなり重要な疑問だったのだけれど、
何を言うかよりも、言うひとの言うときの気持ちが、見る人の心に強く作用するんだと今気づいた。
だからこのコンディションでどんなにいいことを言っても、きっとなんだか読む人は割り切れない気持ちになるんだと思うわ。

こんなにさんざん書いちゃったけど。ごめんなさい。
けど明日は晴れるっていうし、本のページで撫でて傷を癒しますので、元気になったらまたもりもり書こうっと。
このもやもやはまぎれもなく自分が生んだものだから、ほんにしっかりしなきゃな。
うん。


そう、だから何より言いたいのは、ものを作る人は、いつでもくつろいで、楽しんで!!!心から!!!!!
それは自分のため以上のことだと思うんだ。義務とさえ。

青い部屋



この一コマめ、私の中で”楽園”ってこういうイメージ。
この終わり方もすごく好き。endの字が大きく入るのも。これを才能というのか。なんとむごい
松本大洋/日本の兄弟収録作品 ダイナマイツGON GON のラスト。
すき。この話だけ何度も繰り返して読んじゃう。熊のミーシャもかわいい。小さい頃がかわいそうすぎてあんなに小さいコマなのに、釘付けになって胸が痛む



赤毛のアン(アンシリーズは全部で10冊あるんだよ 知ってた?)を読破しそうです。

2009/03/04

雪の降る日は、みんな眠るのが早い。

まだ起きている人は 部屋をあったかくしてね
そしてがんばりすぎないで

言葉がまだ冬眠から覚めないかんじ

2009/03/03

静止する動き

本当に最近鈍くなってる気がする。いつからこんなにほんわか系思考になったんだ私。昔はもっとビビットでとんがってたじゃないかわたし。可愛く見えても動きと発言はシャープ、が理念だったじゃないか多分。

今日”ドラマ”のイメージを考えてた時に、あっと思いついて「ハイジが立った!」って普通に言いました。
「クララだし」っていわれるまで気づかなかったし。
ハイジが立ったとか。。。日常茶飯事だし。。。。。



そんな冴えない自分とサヨナラするために美輪明宏さんの本をさっき買ってさっき読み終わりました。
「乙女」っていうのは、「甲乙丙丁」の上から二番目のランキングの、”乙”がつく女って意味らしいです。
いちばん上じゃちょっとできすぎでやらしいけど、つまり”いい女”って意味なんだって。
これで心置きなく一生乙女宣言ができます。
なよなよ花占いしてるのが乙女じゃないんだね〜。
乙女は誰よりも優しく、誰よりもかしこく、だれよりもしたたかでないとだめなんですね。

2009/03/02

多摩美術大学グラフィックデザイン学科の卒展を見ておもったこと。(作文)

・コンセプトが前面に押し出されているのはダサい。
・人はわかりやすい物に惹き付けられる。(かわいい!かっこいい!怖い!気持ち悪い!綺麗!と言いやすいもの)
・暗いことを表現したからって見る人が暗い気持ちになるわけではない。明るいことを表現したって、見た瞬間明るい気持ちになるわけではない。それがいい風にも悪い風にも作用するから、大切なのは何を言うかよりも、どう言うか。

2009/02/24

おやすみ前の夢

おやすみ、といって、電気を消した。犬はまだ私の方を見ていたけれど、私もロビンの目をじっと見ながら、電気を消した。
真っ暗になって、ロビンは見えなくなった。けど、ロビンはきっとまだそこにいる。きっとまだそこにいて、わたしがさっきまで見えていたところをじっと見つめているだろう。
わたしもロビンがさっきまでいるところをじっと見つめて、ちょっと微笑んで、階段を上った。
しかし私はただ単に、ひとりで暗やみの中で微笑んでいただけなのだ。

ロビンは消えた消えてないけど見えてないから消えた消えた さようなら



電気を消したあとも、そこにまだいろいろなものがあるだなんて、信じられるだけには大人なようだ。


真っ暗な中で、そこにいつもどおりなにかがあると理解しているのは、全く愛を信じることと似ている。



おやすみと言ってあたしは壁際のスイッチを押して世界を消した


短歌って短歌と思わないで読むとただの文だね。





A.P.Cってあんなに可愛かったっけ?
レディースちゃんと見たのは確かに初めてだったけど…

すっごく欲しいワンピースとニットがあった!両方きれいなブルー!
あと花柄のスカ〜ト〜青とピンクで、かわいかった〜〜〜
あと画像のハンドバッグと、靴!
薄いグリーンのパンツ買ってから、ミントグリーンがものすごく気になる。しかもこんなに見かけるなんて!流行ってるのか?嬉しい。YAB-YUMのミントグリーンのワンピースもすごく気になるし!
ハンズに行ったときにちらっと通っただけなのに、こんなに欲しい物があるなんて異例です。そうでもない…か。


いちばん好きな色の取り合わせは青・ピンク・金色だけど、青・白・茶もすきだし持ってる服はほとんどこの色のどれかな気がする。
きれいなピンクと、ミントグリーンも好き。

エメラルドグリーンも好き。誕生石だから。

君がいるから 毎日がスペシャル

友だちが紹介してたSONYのハンディカムの特設サイト。

http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/camwithme/index.html


娘との思い出を残すっていう疑似体験ができるんだけど、撮ってるあいだはふーんとか思ってたくせに、エンディングで”毎日がスペシャル”と一緒に流れた映像でぼろくそ泣いた
まじであっという間すぎる。娘がお嫁に行ってからのあと、あんなに早く進んでいた時計が、途端にゆっくり刻み出すのがもうなんともいえない。


そしてこういうの見ると本当に思うけど、学校でやる広告なんて全然広告じゃないんだなぁということですね…
社会に出てから”勉強する”っていうよりは、ただもう生きるしかないんだと思う。
一生懸命生きて、実感を大事にするしか。

私が今お母さんだったらこれ見たらSONYの買おうと思うね。
けど友だちも言っていた通り、こういう広告打った商品の売り上げ気になるね。
そして、女の子がほしいなぁとか思うけど、まじで、反抗期とかなったら悲しいだろうなぁ〜……………


追記
毎日がスペシャル、
通して初めて聞いてみたら、やっぱりすごく普通にいい歌ですね

2009/02/22

長いんだけど本気で思うこと

”物を書きたい”という欲求と、”書いた物を認めてほしい”と思う欲求は、それぞれもう全く別のものなんだということに気づいた。
物書きは、本来物を書くという純粋な”行為”ですでに満たされるべきだ、と町田康が言っていて、けっこう前に読んでなるほどと思ってでもすぐ忘れていたんだけれど、すぐ”あの雑誌に連載できるようになりてぇ”とかポーっと思ってしまうのは、結局やりたいことをビジネスや、お金や、名声に無意識に置き換えていたのかなぁ。
べつにそれが悪いことだという結論には全くならないのですが、でも確かに、日々ある思いつきや考えの中で”これはブログに書くにはもったいないな”と思ってひそかにしまってあるネタ(本当に素晴らしいかどうかはさておき)は結構あって、それはやっぱり情報の発表の場に、貴賎のレベルを勝手につけていたんだなぁとは思った。

でも正直webという場所を信頼してないのは確かで、バカみたいに感じるかもしれませんが私は自分の書く物にそれなりのプライドや自信や哲学は持ち合わせているので、自分の書く物はちゃんと”私が書いた”ということで認知されたいと普通に思う。
でもまあ文章なんて水物なので、わたしだって誰の影響も受けずに書くわけじゃないし、書くことは私の精神世界以外の外の世界のことも書くし、むしろ私自身のことについて書いたって、それはあらゆる状況から影響されて私が形成されるわけだし、そうなったらもうこれがいったい誰のものなのかっていうのはすごく曖昧なんだけど、でも”これがなにかに結びついたらいいなぁ”と期待していたのは確かだわ。
でもそれって、ある程度周りから褒められて、自分でもちょっと自信を持ってる分野を持つ人だったら、誰でも思うことだと思うけど。

けど、それを認識したのは初めてだったので、書いておく。
今日もコンビニでめちゃくちゃ憂鬱なかんじの店員さんがゆっくりゆっくりレジを打っていて、3人くらい後ろに並んでいて、普段は「世間は早すぎるのら〜ゆっくり生きたいのら〜ピース」とか言ってるわたしなのに、イラっとしちゃったもんね。
結局自分の都合のいいように言ってるなんちゃってのんびりなだけなんだなぁと思ってしまった。認識の日。


でも、言葉でならなんとでも言えるとは、わたしは絶対に思わない。それは、そうやって言葉を軽く使う人がいるからそうなるのであって、真剣に何かを表現しようと思ったら、言葉も、絵画も、映像も、音楽も、しぐさひとつだって、決して嘘はつけない。
その表現方法にどれだけ真摯に向き合うかという問題だと思う。それを言葉というひとつの方法のせいにしないでほしいと思う。
しかしまぁ、言葉がだまくらかしやすい伝達手段だというのは思う。
言いたいことに対して本物の言葉を紡いでいくのって疲れるし、いくらでも途中でうやむやにできちゃう。
けどそうしない生き方はいくらだってできるし、私はそれを探りながらいきたい。



最初の話に戻るけど、そう、けどね、物を書くことに真摯にいて、それ自体に喜びを感じるならば、どこに掲載されようと、それが私の日記やブログだろうと、私の気分や姿勢は変わる物であってはいけないと思ったの。
そして、世界の隅っこでも、本当のことを言い続けていれば、きっと何かに繋がるんじゃないかなぁ。


わたしがしたいことはね、広告だろうと文章だろうと、どんな表現方法に落ち着こうと、暗いニュースに対抗することを発信していくことなんですね。
あるユニセフの人が言っていたすごく心に残った話で、どこかの国で「今年は一人も飢餓で死ぬ児童を出さなかった」という年があったんだって。でもそれはニュースにならないんだって。それは、死なないのはあたりまえのことだから。
だからそういう考えで行くと、新聞に暗いニュースばかり、というのは当然のことで、それが”当たり前じゃないことだから”怖いニュースや暗いニュースがじゃんじゃん流される。
でも、そういう情報に囲まれていると、どんどんそれが普通のことなんじゃないか、って思えてきちゃうと思うんだよね。
”自分が今能天気に幸せなだけで、本当は社会は暗くて怖いことだらけなんじゃないか”って。
それだけの影響力も、影響させるだけ民間人に密着できるメディアもあるからね。

だからそういう暗いニュースに対抗する力が絶対にどこかで必要だと思っていて、それがきっと広告とか、音楽とか、小説とか、芸術とかの力だと思うんだよね。
やっぱり生きるのは楽しくて、難しいけどでもすごく綺麗な瞬間もあるんだっていうことを、発信する人がいないと、世の中はほんとうに哀しくなってしまうと思う。
だから認められようと認められまいと、ひとりでも誰かが読んでくれる限り、綺麗なこと、楽しいこと、明るいことをもっともっと発信していきます。
そう思って、これからいっそう真剣にやろうと思いました。
どんなことでも、小さなこと、私にとって息をするようなささいなことほど、自分のすぐそばにある物ほど、大切にしようと心から思った。


なんだか熱い文章になってしまった。
もうこれでおしまいです。読んでくれてどうもありがとう。

2009/02/21

女の子には

いつだってやわらかく、かわいく笑っていてほしいなぁと思う。
それだけで本当に世界が居心地よく、楽しそうに思えたりするから。
朝の光をいっぱい浴びて、すこし眠たそうでもいいから、ゆっくり笑ってほしいと思う。
そういたいと思う。
有機的でいたい。植物とか動物とか、あとは風とかの、生きているものとうんと仲良しでいたい。


裸の木を見て、悲しみにくれることはない。もうすぐそこに、花がつくことを私たちは知っているから。


知るということは慰めの一種なのかも。



実家に暮らしていると、家族の生活の雑音やのんきな会話が耳について、忙しい時なんかは本当にうんざりして一刻も早く家を出ようと思っていた。
けど、今日の夜ひさしぶりに私以外の誰も家にいなくて、その圧倒的な自由と、自分以外の人に向けられないフラストレーションが全部わたしのほうを向いていて、
ああ普段、わたしは家族に文句を言うことで、自分の甘さとかの責任転嫁をしていたんだな、ということに気づいた。
いつもだったらこれ幸いと思う存分好きなことして楽しむのに、なぜだか今夜は、焦ってばっかりの自分がくっきりと見えた。

帰ってきて手を洗う家族の水音が、やさしく部屋まで届いてきた。


そうだったのかぁ。じゃあでもやっぱり家出たい。

2009/02/18

ふとしたことで

没作品が赤富士になった。

あなただけ見つめてる

昨日と今日のさっきの日記がなんだか上手く書けなくて、なんでだろう、目を使う仕事ばっかりしてると言葉が奥の方に行っちゃうのかなぁと思ってたんですが、
さっきの夕方二日ぶりに外に出たら、あんまりにも世界が水色にかがやいていて、心がうーんと伸びをするようでした。
ビジュアルで生きていないなんてやっぱり嘘で、目から栄養を補給しないと私はものが書けない。
ビジュアルに興味がないんじゃなくて、ビジュアルに落とし込むことに興味が薄いんだな。

わたしが文章を書くのは私が文筆に秀でているからではなくて、世界があまりにも、あなたに伝えたいことで溢れているからなんだということにも気づいた。


家にこもっていていいことはほぼ0だな!作業は進むけどね。ロボットになりそうになるね。


そして友だちに会って、思いついたアイデアを話した帰り道、ふと、ものすごく不安な気持ちになりました。何だろうと思ったら、それは

好きな人のいいところを友だちに話した帰り道、ふと、その友だちが好きな人を好きになってしまうんじゃないだろうかと不安になるような
この恋は実る。と自分に思い込ませていても、頭のどこかで、ずっとこのまま、この熱い気持ちを抱えたままどこまでも歩いていきたいと思うような

そんな恋の初期症状によく似ていた。あたしが…デザインを…好き?!



なんだか周りの人からの愛を強く感じるこのごろです。


〜今日のドキドキのコーナー〜
自由が丘のビレバンで”こねこのピッチ”という絵本のアニメーションが流れていて、何となく見ていたらね、
「うさぎたちが濡れたピッチのひげに鼻をこすりつけました」
ていうシーンで、かわいいなあと思っていたら次の瞬間、

「うれしさのあまり、ピッチはじっとしていました」


って!!!打ちのめされた!!!!
すごい!

ふつううれしさのあまり…って来たら、からだをふるわせました、とか、目を閉じました、とか、なにかアクションを起こすよね。特に絵本とかわかりやすい筋の話だったら。
けど、ピッチは「じっとしていた」んだよ〜

そうだよね、嬉しいときって、嬉しいことされたときって、その空気を少しでもうごかしたくなくてずっとその時が続くように、次の動作に導かないように、否定ととられる可能性のある動きをすこしでもしないように、じっとしちゃうよね〜

なんかはっとした。
絵本とかでも、どんなときでも、流れのまま勢いのまま書かないで、いつも立ち止まって実感だけを書かなくちゃ。
「こうすればこうなる」のステレオタイプをなぞった創造は、ガイドブックに載ってるコースを丹念になぞる旅行のようなものだわ。
なんの知恵も偶然もひらめきもないもの。

すごいなぁ〜ぴっち…本当のことを気づかせてくれてありがとうぴっち…

2009/02/17



友だちのブログに貼られていた動画を見て、受賞されたことを初めて知った。
村上春樹という作家は、自分の親に対するような意識でとても尊敬している。
一個人で見ると嫌なところとかそりの合わないところはたくさんあるんだけれど(会ったことない人に言われたくないと思うけど)、でも”この人のような大人になりたい”と素直に思う。
うん、こんな大人になりたいな。自分の大切な物は自分で決めたい。そうでしょう?
そしてそれを、世界の前でも、一人の部屋でも、同じように堂々と声に出して言いたい。

しかしこの動画みてすごく時間が経ったのを感じた。端的に言うとすごくおじいさんになっていっていて驚いた。
彼のエッセイを読むといつでも彼は20代のシャープな男の人だし、いつまでたっても安西水丸の書くあの顔なのかと思ってたのに。

才能があってもなくても、名声があってもなくても、時間と老いは平等に訪れるんだな。
だったらやっぱりリラックスして、自分のビジョンを大切にして、こつこつやっていくしかないんだな。逃げられやしないんだもの。

2009/02/16

友だちに言われてふと気の迷いで丸尾末広の「少女椿」のアニメを見てしまった。ら、
めっちゃ落ちて、

【ニコニコ動画】リボンの騎士 OP ED














いつもの私に戻るのに、これだけのファンシー動画を必要としました。
恐るべし丸尾末広……

ところでリボンの騎士のサファイア王子可愛すぎる。漫画で読みたいなぁ