2009/03/17

ハンバーg

この間お父さんがゴルフクラブを持ってきて、
「このカーブしたところにまっすぐな線が引きたいんだけど、普通の定規だとフィットしないからなんかデザイン科ならではのグッドなアイテムはない?」
とか言ってきたから、なんじゃそらと思って
「少し厚い紙をカーブに沿って当てれば、定規代わりになるんじゃない?」
とやってみせたら、
「なるほど!」といって、「デザイン科って頭はいいけど原始的だね!」と感想を述べて去っていきました。


前も書いたと思うけど、異業種に対して、私たちは多くのことを期待しすぎるというか、自分の見地じゃおよばない、はかりしれない知識やら技やらがあると、相手に対して多くを見積もることが多いような気がする。
だからデザイン科って言うと、すごいね!とか、なんかマックとかなんとかとか色んなものを駆使して、すごいものをつくるって思われてるのかもしれない。
けど、そういうものを相手のいないところで駆使してなんかすごい解決策を提示するだけじゃなくて、解決のヒントを教えてあげるられることが、相手にとっていちばんいいことじゃないかと思う。
途上国に一回井戸を掘りに行って満足して帰ってくるより、現地の人にみっちり井戸の掘り方、管理の仕方を教えてあげることの方が、はるかに発展性と将来性がある。
そういうかんじで。
「なんだそういうことか!」みたいな、「それでいいんだ!」って、相手を少し楽にさせる目線を提示することが、デザイナーにはできることだと思うから。

なんかそういうことを考えました。


しかし頭がいいけど原始的って褒め言葉だよね。

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