2009/03/20

夜の合言葉

夜の庭をぐるぐると歩き回った。
風が希望に満ちていて、夜が親密で、生き物として自立できそうな夜。星の下で眠るコヨーテの気持ちが身近に感じられるような。
トクマルシューゴの音楽とか、ミナペルホネンのテキスタイルとかが似合う気分だなぁ。
風通しがいいかんじ

ベランダに続くドアを全開にして一日中いられるというのは素晴らしいなぁ。
花びらを持って、風がノックもせずに部屋に踊りこんだ


最近暖かいせいでここ何日か、夕方に一瞬真っ青になる時間帯があったけれど、(これは夏が近い証拠だと思っている)その時間帯の散歩が好き。
全ての色彩が水色の色眼鏡をかけたように青く透き通って見えて、空はピンクとブルーのグラデーションで、風がとても強かった。

ひとつの命としての価値は同じなのだから、一本の樹のように、一粒の星の光のように、気高くてあたたかい、懐の深い生き物でありたいと思う。
それくらい寛大で、偉大な存在に。一般的に言う成功とかとは、またぜんぜん違う話だと思う。
大きな木にもたれるように、人が私といる時に安心してくれたら、と思う。
星の瞬きを見るように、何故だか励まされて、全ての悩みがありふれたもののように思える存在であれたら、と思う。
おこがましいかもしれないけれど、いきものとしての志はどれほど高くても高すぎることはないと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿