夏休みの終わりらへんに国立新美術館に光展を見に行った。
個人的に大事なテーマの展示だったので、すごくよかった。
野口里佳さんは、自分の中の心象風景と、
一般的な「光」のイメージのちょうど中間を撮っているかんじがした。
何か具体的なものを仮に置いておいて撮ることでテーマを浮かび上がらせるんじゃなくて、
対象そのものを撮る姿勢に、目が眩んだ。
自分の日記を読み返していたら、事実を羅列する日記
(たとえばどこに行ったとか何を食べたとか)よりも、
何を考えたかのほうが圧倒的に多くて(意識してそうしてたんだけど)
そういう感じにも似ていた。
何かを言っているんだけど、その言葉の並びひとつひとつが大事なんじゃなくて、
その場に集った言葉のスクラムから放たれる風とか光が大事だってかんじかなぁ。
そしてその日あの場所に日傘を忘れてきてしまってまだ取りに行ってない。
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