2009/02/13

お砂糖のたましい

デザインって、人への気遣いの連続だよね。

ものぐさな私は根本的にデザイナーじゃないとおもう。
人を楽しませることも、気分とタイミングが合うときしかできないし

けど、見た人がとりあえず不快な気持ちにはならないようにということだけは今の私でもできるので、それぐらいは気をつけよう。

最近、目がだんだん鍛えられてきた気がする。目と思想と、両方ずっと育てていきたい。



relaxという雑誌がすごくすきだ。
今もあんのかな?
古本で見かけると、必ずチェックしてしまう。
この雑誌何がいいかって、背に毎号文章が書いてあるんだけど、それがいちいちいいんだ。
前買ったやつは全部見せびらかすために学校に持っていってそのままなので手元にないのですが、今日買ったやつのは

「眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持っていられたらいいね」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

だってさ。いいよね。
中身もかっこつけすぎてなくていいんだ。
仲條正義と笑い飯とステファンサグマイスターと服部一成とハナレグミと湯村輝彦とケミストリーと平野甲賀とその他あらゆる分野の有名無名の人をごちゃまぜに同じ企画の中に放り込んでしまう感性が好きだ。

仲條正義に「好きなアイドルは?」と聞いてしまうところが好きだ。
「今のところ松浦亜弥」と答える仲條さんももちろん大好き。



relaxって、スタイルでもないし、哲学でもないし、カルチャーでもない。単なる”状態”なんだけど、その”状態”を、あらゆる哲学やらスタイルやらを持っている人が共有しているかんじが気持ちいい。
思想が違くったって、同じ状態でいられれば、友だちになれる。
そういうかんじ。

間口はとっても広くって、強迫観念も啓蒙もなくて、ぜんぜん深刻じゃなく、ただ面白いこと、今よりももっといいこと、自然なこと、それを求める純粋さが、この雑誌からは素直に伝わってきてなんの抵抗感もなく読める。

いい大人たちが自分たちがいちばん楽しんでやっている、海辺のパーティみたいだ。
みんな自分が演奏できる楽器を思い思いに弾いて、音楽と波の音に乗って体はゆれて、火でいろんな材料をどんどん焼いてどんどん食べる。あたたかい風が吹いて、空は日が沈む直前のコバルトブルーで真っ青で、星がひとつだけまたたいてる。
太陽が海の際で一本の光の線になる。風が長い髪をふく。スカートが柔らかくはためく。
みんなが笑顔でわいわいしてるのに、とても静かみたいだ……

そんなかんじ。
あーそんなパーティしたい。


relax、大事なテーマだな。
エコとか、オーガニックとかもちょっと違う。森ガールにもなりきれない。だからってパンクにばっかり生きるのも疲れるし、
そうだ、relaxですよ。うん。

2 件のコメント:

  1. おれも今日中目黒でいっぱいrelax買っちゃった


    the faceも

    真夜中も
    オープンの本屋兼カフェ開こうよ〜

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  2. えーずるい!今度見せ合いっこしよう

    the faceってなあに

    もう今すぐにでも開きたいよ。本屋ってどうやってなるの?って大人に聞いて回る

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