2008/11/26

犬の目は神の目

考えてみれば、わたしはロビンの生まれた場所も、お母さんもお父さんも兄弟も知らない。
あんたどこでうまれたんだっけ?東京ってどう?
考えながら茶色と白のふさふさの毛を楽しむようになでた。
犬も、お母さんに甘えたり、兄弟に会いたいとか、懐かしく思ったりするんだろうか。
そうだとしたら、ごめんね、と思った。
私たちが一方的に家族にすると決めたんだから、このおうちにきてよかったと思ってもらえるように、うーんとかわいがってあげなきゃいけない。
普段人間は自分本位に、自分のことをお母さんとかいうけれど、犬にだって本当のお母さんがいるんだよな。
そう思ったら、とたんに犬の目が深く深く澄んで、それと同じくらい深い想いを抱いているような気持ちになってきた。


そんなことを考えていたら、昨日はロビンの誕生日だったらしい。
やっぱり親兄弟が「おめでとう」「どうしてるかな」と考えていた気持ちが私に届いたに違いない。
そう思うようになってから、ロビンが前よりもいっそう、私の目をじいっと見つめてくるようになった ような気がする。


見た目のかたちは全然違うけど、れっきとした家族だよ。
8年目にして実感しました。

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