2008/11/26

オレンジの中の夜行バス

誰かに予想外に優しくされただけで、私もまた誰かに優しくする余裕が生まれますね

元バイト先の編集長の人が、ものすごく優しかった。
絶対怒られると思って、何度も「あのさー、」とかいわれて怒られるイメトレをしてから電話したからびっくりした。
思うに人の上に立つ人ほど、物事に関して寛容だわ。
微妙な地位の人ほどねちねち言ったり、自分のポジションやプライドをかたくなに守ろうとしたりする。定説っぽいけど。

葛西薫さんのもとで働いていた、元サン・アドの井上庸子さんは、葛西さんに一度も怒られたことはなかったそうです。
でもわかるよね。
絶対におこらなそうだよね。
もしああいうやさしい作風で、裏ではめっちゃ怒りんぼとかだったら、あそこまで彼の作品は愛されないと思う。
にじみでる、人格込みでの魅力もあるね。

まぁだからってフワフワ優しいのがいいとは全然思わない。
編集長だってものすごいことをDNPの人とかに電話口で言ったりするのを何度も聞いているし、
葛西さんだって絶対仕事のクオリティには妥協しないでしょう。きっと。
なんなんだろうなぁ、その差って。
他人に対して、むやみにネガティブなものを与えないってことかなぁ。自衛の意味もあるかもしれない。
特に広告とか出版とか、誰かに何かを伝える仕事の人は、自分からはネガティブなことを発信しないくせみたいなのをつけといたほうがいいのかもしれないね。
今考えました。



占いは遊びだ、ということにはっと気付いた日でした。



追記 寛容というか、ドライなのか。潔い?ある意味では冷たいのかもしれない?

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