2008/04/03

牛と桜

おじいちゃんとおばあちゃんの金婚式がこないだありました。
古い、シャンデリアと絨毯なんだけどどこか日本ぽい・・・・垢抜けきらない、でもそこがいいホテルの写真館で写真を撮って、ご飯を食べました。
おじいちゃんとおばあちゃんが二人で最初に写真を撮って、それを見たらなんだか、歴史がつくられる瞬間を、見たような気がしました。
こうやって、未来のためにすることがあるんだ、人は・・・・と、それは保険とか犠牲とかそういう重苦しい話じゃなくて、自分を明日へつないでいく祈りのような行為が、人間はできるんだ・・・・と思ったり。
それを誰かが明日受け取ってくれたなら、これほど幸せなことはない。
あのふたりの写真を、元気で動いている姿が前後にまだあった瞬間の写真を、10年後の私はどんなところで誰と見るんだろう。どんなこと、してるかな。


今を手放すことが怖くて怖くてたまらない私だったけれど、今日、家に帰って夜ご飯をたまたま1人で食べてたら、唐突に、このまま終わるわけにはいかない、と思った。
冗談じゃない。後ろ向きに、薄ら笑いで生暖かい場所に逃げ込み続けるなんて
健康的にがんばろう。

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