2008/04/03

ばら色の涙味

わたしの好きなひとは、わたしの好きなピンク色の、プラスチックの作り物みたいな、ぼたんの花に似ている。
家の近くにあるその花の木をいつもどおり眺めていたら、ふとそのふたつの気持ちがだぶったことに気付いた。


おばあちゃんのお兄さんの御通夜に行ってきて、読経を聞きながら、人が生きて死ぬということについて考えた
大きすぎて持ちきれない。やっぱり人生というのは流れ流してゆくものなのだろう。
でも死に顔を見たら、本当に人形のようで、死んでしまったら、それはもうその人じゃないんだと痛烈に感じた。だからこそ焼いたり埋めたりして、魂と身体がばらばらになったままにならないように、故人を愛する人たちはいろいろな弔いをするのだろうね。
私たちはまだ若いから、無造作に他人のことをけなしたりも尊敬したりも出来るけれど、そうやって生きているうちに出会えてどういう形でも影響を与え合えるというのは、どれだけ壮大なことだろうと思いました
怖い。歳をとるのが、楽しみでしょうがないと共にものすごく怖い。
最近、自分がまだ順序的に死を意識しないでいい年齢だということでものすごく安堵する。
自分はなんて傲慢で自由で独りよがりなんだろうと思った。
そしてそれが許される時期というのはほんの一瞬なんだろうということも同時に理解した。
また怖くなる。



でも 大好きな人たちには、一回離れても、100年でも待つから、もう一度会いたいなぁ。





人に気に入られようとして一生懸命になるのは、もうやめよう。

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