2008/07/06

シンプルストーリー

少ないものから多くのことを拾うのがすきなんだと思う。
一つのボールでたくさんのゲームを考え出すような。
自分がそのゲームを考えるのが得意と言うよりは寧ろ、そういう精神が好きで寄り添っていたいと思う。
着まわし とか大好きだったしね。これだけの服でどんだけオシャレできるか!ということに高校のときとか命をかけていたし

かわいいものがいっぱいあるのも、市場で溢れんばかりにものがあるのも、パレードのように、サーカスのように惜しみない装飾や色の洪水も大好き。
無駄こそが人間らしさだと思うし。


そういう矛盾したところが私の中にはいっぱいあって、説明しろ!といわれても自分でも収拾つかないところがある。
なんかわかんないけどすごいものができちゃって、でも作り方なんて覚えてないし色んな偶然が働いてそうなったから再現も出来ない、というようなかんじです。でも人生ってそういうもんじゃない?
あらかじめどこに配置されるか決まってるモチーフばっかりが与えられるわけじゃないし…。


まぁ何が言いたいかというと、わたしはシンプルなのに豊富なものに憧れる、ということです。
なんでもないように見えて、でも見た瞬間たくさんの情報が自分の中からわきあがってくるような。
そういうものってあるよね。なんだかわからないけど光ってて、そのもの自体はこの上なく寡黙なのに、見る人の心にたくさんの風景を映写してくれるようなもの。
そういうものがつくりたいと本当に思う。
それは手が届かないってわかってるからこその憧れなのかもしれないけど。
どんな時でもフリルや金の装飾を選び続けるって自分でも予感してるから、そういうものがうらやましくなるのかも。
ないものねだりかな。自分次第だね。

理想が自分以外に存在するというのは、この上なくつらいこと。こんな気持ちも初めて知った。
もういるのに、自分がなる必要はあるのか?とかね。
でも全く同じはありえないよね、と自分に聞いてみる。
今まであんなに大好きだった自分はどこにいったんだろう
さっきまで確かにそこに置いといたのに、気付いたらなくなってた文房具みたいに消えてしまった
旅に出ちゃったのかな。

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