2008/03/26

しずかに湖畔

中央線に乗りながら矢野顕子の「中央線」を聴く、
桜並木の下を歩きながらaikoの「桜の時」を聴く、とか。
まぁこれほどわかりやすくないにしろ、わりとそういうことが好きでついやっちゃいます。
これはきわめて受身なのか、積極的なのかどうなのだろう。
情報を疑いの余地なくかたちだけで判断して瞬時に当てはめてしまうという点では受身で、
今いる自分の状況に対する意識をさらに強めようと働きかけるという点では積極的なんでしょう。

考え終わり。
こういうことって考えてからあー考えるだけ無駄だったと思うことがしばしばだけど、ま、しょうがない!
頭を使うところと、本能で動くところの見極めをまずいちばんにできるようになれたらいい。な
頂上ばかり見てそこに行く道が見えていない人
と最近言われたので、それを思い出しながら最新の日記とか読むとすごく残念になる。
自分が


ほんとにそうやんな

愛に続く坂道で 強さ覚えたい


かっこいいグラフィックだけをえんえん並べられると、「?」という気持ちになってくるのでアートブックとか苦手なんだけど、これは良かった FOIL NO WAR
ビジュアルコミュニケーションというのは、ただ押し付けがましくビラビラと見せて「どうっすか」とまかせっきりにするというものでは決してないと思う

(そう、まず「アートブック」という存在自体がうさんくさくて嫌だ。アートなの?アートと呼んで良いの?デザインではないのね?とかそういうわずらわしさを笑顔で掃き出してしまっている強引さをよく感じる。
個性とか信念とか目的に基づいていない上に、配慮のない作品というのが最もたちが悪いと思う。
そういう本に触れたりすると、暖房のききすぎた部屋でニットのセーターを着てパソコンで作業していて、あと5時間はここから出られない・・・というかんじの気持ちになる。ようするにちょっとした絶望)

そういう人には「ごきげんいかが?(How are you today?)」の精神が必要nannjanaikana


やっぱり、綺麗なだけじゃ物足りないと思ってしまう
綺麗さの奥にあるその人に触れたい
皮を剥いたライチの白いところが大事なんだと思う。

今まで見た雑誌の表紙の中で一番澄んでる
川内倫子さん、いままでわかりやすくっていやだなぁと思ってたけど、ごめんなさい
大阪弁なのもかわいい と本人まで誉めちゃう


題名はレイアースの主題歌ゆずれない願いから。 ス、スゴイ(´;ω;`)

2008/03/23

後悔を知る

見る人ありき
見る人の”気持ち”をデザインする
相互に働きかけるラリーが出来る作品を作る
強さ 強さ 強さ(気持ちの上でも 信念の ビジュアルでの 瞬間的でかつ永続的な)


卒制メモ。
明日も明後日も朝だけでも見に行こうと思う。もっかい


手元にないからうろおぼえだけど、グラフの卒制集で、金さんという写真を卒制で出していた女性のコメントにもはや一番打ちのめされた


”「幸せだけど 寂しい
寂しい だけど幸せ」


わたしたちは こんなことばかり言っている気がする”


というようなことをもっと秩序のある完結した言葉で言ってた。
その通りだ。こんなこと言える人が先輩で幸せ者だと思った 会ったことはないにしろ。


血と肉の匂いがするなんでだろう。命の匂いかな


昨日の日記
今日の日記

愛だけはなんとしても、実感を持って語られるべきだ

2008/03/19

春雨を食べ物の名前にするなんて なんてセンス

遠山由美さんという現代アーティストを見つけた
http://www.yumi-tohyama.com/

最初に本屋で本を見つけたときに、まだ何冊もあるのにおもわず胸元に抱きしめて本屋を徘徊するという奇行に走ってしまったほど惹き付けられるものを感じた。
そしてなんといっても、作品の密度もさることながら、ホームページが・・・・!!!!もう!!!!!!
理にかなっているとしかいいようがない。
わたしがFLASHの課題でやりたかったことが、彼女はもっと煮詰めて、自分の方に引き寄せて(というか彼女の作品のコンセプト自体がもうすでにわたしをうちのめした ああやられた)、完全に完結させられている。素晴らしいです。ぐぁぁ~ となりました。

しかもしかも、ネクタイの新しい発想を提案するジラフの代表取締役でもあるんです。彼女。
運命だ。ジラフもすごく好きだ。から。
http://www.giraffe-tie.com/

うう~ん。気になる人です。とても。
こないだ写美でやってた”文学の触覚”http://www.syabi.com/details/bungaku.htmlを見てかなりつまらない気持ちになった(もうちょっとおもしろいことしろよ大人たち、と思った おもしろくなりそうなのもあったけど。 そんなマスターベーション的なことばっかりやってる人ばっかりだから出版業界はどんどん袋小路に入って行っちゃうんじゃないの?と思った。なんか作品そのものよりも、それにとりかかる人たちの根本的な内向さに少ししょんぼりした)(ごめんなさい このブログ最初で最後のグチでありたい)から、こういう文字が文字以上の意味を持つというか、文字でしかないことを脱するということについてちょっとだけ絶望を感じていたのだけれど、彼女を見てまた希望がもてた。
結局色んなメディアをこすりつけるだけじゃ意味がないんだな・・・・美しいものにはフィロソフィーがある。ということなのでしょうつまりは。
まぁ彼女は平面を脱してはいないし、メディアも必要最低限のもので行っているし、文字を文字としてこれ以上何処にもいけないくらいがっちりと固定しているんだけど、なんだろう、この広がり

わたしもがんばりましょう。

2008/03/17

入れ物としてはなかなかで賞

靴磨きがなんとなく好きです。
今さっき家に帰ってから、3足を磨き終わって穏やかに晴れ晴れとした気持ち(薄曇りていどの)です。

何故靴磨きがすきなのか考えてみる と

1 手順が少ない  これはとても重要です。私は気が短くて打たれ弱いので、手順の少なさはその行為の成功性を確認する際に非常に安心感をもたらしてくれます。始まりの時点で、ある程度終わりが見えている―100メートルトラックよりはさすがに遠いけれど、終点の駅が薄ぼんやりと見えるくらいのスパンの作業が最も好きです。

2 現実的な手応えがある・作業をした実感が顕著に現れる これも大事。拭く、汚れ落ちる、磨く、光る、というわかりやすい私と靴とのラリーがあるのが好きです。こちらが手を滑らしたところは、先ほどよりも一段階深い色合いになって艶々とするのです。たいへん人間味があるね。 


あと好きな家事といえば洗濯がありますが、これは作業の多様性がいいよね。干す時に外に出られるという機会もあるし、しかも洗濯物を放り込んで洗剤をセットして、実質洗濯をしている大半の時間はこちら人間側は「待ち」の状態なわけですよ。これがいい。
その間に他の家事を片付けるもよし、本を読むのも良し、何をしていてもその間流れる川のように(たまに桃なんか流れてきちゃったりしてね 洗濯中なだけに)洗濯機は回り続け、一日の必修科目の一つを消化しつづけているというのが何だか自分がとても効率的な人間になったみたいでとても嬉しくなる。よな ウフフ


その点料理はちょっと理由1に基づくとすこし作業スパンが長すぎますね。その長さが良いんだろうけど。
料理したいな。おいしいもの作れるってそれだけで人生ハッピーだよな


しかし私は靴磨いても映画見ても本読んでもなにしても、最終的に自分の生活哲学に結び付けてしか物事考えられない。それっておかしいかしら?
”教訓”がすきなんだな。多分。うーん。

2008/03/15

ルビー、僕の可愛い娘(こ)

2週間前くらいに下北沢の駄菓子屋で買った金平糖がちっともなくならないので(そんなにいっぺんに食べるものでもないしさ)おもむろに机の上に置いてあるんですが、そのカップがなぜかよく床に落ちる。
そして砕ける金平糖。
いわゆる流れ星ですね。
この部屋で流星を観測したのはもうこれで2度目です。 まったく はやく食べ終わりたい まだ半分以上あるが




春休み序盤にスノーボードをしに行ったとき、最後の最後で派手に転んで頭を記憶喪失になるくらい強く打ちました。
もうその衝撃で頭がびっくり箱みたいにパカッと開いて脳みそがびよんびよんと飛び出たかと思ったくらい。
まぁそれだけで大事はなかったんですけれども。


あ、でも脳みそをしまうとき表面がすこしぬるっとしていたので、そのへんの雪でおもむろに手をふいて、今度こそ私は友達が待つリフト乗り場へと滑り出したのでした。

なぜかずっと書きたかった文章

2008/03/08

ワンダフル ビューティフル キューティクル

言葉にしたらすぐに壊れてきっともう戻らないから
花の向こうに君が見えたら何を話そう
くちなしの丘の上で

(くちなしの丘/原田知世)


辻村豪文さんすごい。むちゃくちゃ男らしい名前なのにこんなこと言えるなんて。
良い歌~日本語が嬉しいくらい。母国の文化が愛せるということは幸せなことだ。と思う。
ないものねだりや他人の芝ばかりうらやむのは少し淋しい。
ちょっとガラス越しにみるようなすこし痛くて、水色がかってて、でも透き通って光を跳ね返してきらきら光る世界。
恋してる人の世界だ。

休みが楽しすぎてあっという間だ。
でも学校も楽しみだ。
じっくりじっとり過ごしていきたい
なんか小学生みたいな日記だ。
手を動かして何か作ることって、人と話すみたいだな。
作れば作るほど、歩み寄れる。コミュニケーションは生き物同士の間にばかりあるのではないのだ
そう思ったら世界がきれい。もっともっと もっと
君のことがもっと知りたいよ!と思いながら 自分の手元から美しいものが生まれてくるのを眺める。